宮崎吾朗監督が、愛・地球博記念公園で行なわれたジブリパークの起工式に参加し、その後に愛知県美術館で開催されている展覧会「ジブリの“大じゃない”博覧会」を訪れて記者会見を行ないました。
NHK総合で今年の冬に放送される、自身の監督作『アーヤと魔女』についても話しました。
吾朗監督は「初めてのフル3DCG作品、セル画イメージじゃない新しい作品として、自信を持って送り出せると思っている。アーヤはこれまでのジブリにはいなかったタイプのヒロインで、私の思うように生きていくために、ありとあらゆることをする強い女の子です。見終わった方の表情が明るい。抑圧されてプレッシャーを感じていたり、我慢していたりする気分を晴らしてくれるような女の子なので、今、観てほしい作品になっています」と自信をのぞかせています。
また「今回はフル3DCG。ジブリの中でその作り方を知っている人は僕しかいなかったので、誰にも相談しないで進めることができました」と自身に大きな裁量があったという。「この企画をやろうと言ってくれたのは宮崎駿で、いいんじゃないかと言って勧めてくれたのは鈴木プロデューサーですけど、あとは現場に任せてくれました。ほったらかしにされていたので、若い現場のスタッフたちと作っていって、おじいちゃんたちには相談しなかったです」と、宮崎駿監督や鈴木敏夫さんに相談せずに作ったことを明かしました。