マンガ版『風立ちぬ』宮崎駿監督の長編アニメーション最後の作品『風立ちぬ』。原作となったマンガが、ついに単行本化されることが発表されました。
連載していた「モデルグラフィックス」誌の発行元、大日本絵画によると、発売は9月上旬予定とのこと。



マンガ『風立ちぬ』は「月刊モデルグラフィックス」にて、2009年4月から2010年1月まで連載されていました。主人公の堀越二郎がブタ顔で、それまでに同誌で連載されていた『宮崎駿の雑想ノート』シリーズと基本は同じ構成。作者名が「駿」ではなく「グズオ」「ノビオ」「オソオ」など、遅筆であることをネタにしているのも「雑想ノート」と同じです。

ストーリーは映画版とは、若干異なってはいるものの、飛行機の製作、妻との出会いなど、大枠である堀越二郎の物語なのは同じ。

『風立ちぬ』の劇場公開時には、漫画版の書籍化が期待されていましたが、スタジオジブリのドキュメンタリー映画『夢と狂気の王国』で、書籍化の許諾を求める出版社に対して、宮崎監督が断っているシーンが映されていました。同作は未完のため、続きを描いてから出版されることをファンは期待していましたが、これまでの連載分のみで発売されることが決定したようです。

何にしても、ファンにとっては待ちに待った単行本化。楽しみに待ちたいところです。