アニメ・クイーンの異名をとるアメリカのタフツ大学の教授、スーザン・ネイピア氏による宮崎駿論『ミヤザキワールド 宮崎駿の闇と光』が11月6日に発売されます。
宮崎駿監督が手掛けた『ルパン三世 カリオストロの城』から『風立ちぬ』までの長編11作と、漫画版『風の谷のナウシカ』を解き明かします。
映像作品をはじめ、膨大な日本語・欧文文献を8年がかりで渉猟し、宮崎駿監督本人とスタジオジブリ関係者への直接インタビューに加え、大学で教える宮崎駿ゼミでの知見も踏まえ、「ミヤザキワールド」の魅力に迫ります。日本版にはオリジナルの序文が収録されます。
出版社からのコメント
私たちは今、複雑で時に抑圧的な方向に向かう時代に生きています。地球上のどこを見ても、人々は外部との間に壁を作ろうとしているように思えますが、宮崎の芸術にはそうした壁を打ち破る力があります。ナウシカの言葉を借りれば、宮崎の作品は「闇の中のまたたく光」にほかならないのです。(中略)本書が監督の芸術世界にいくらかでも「光」を当てる役に立つことを願ってやみません。その芸術性は、今後も何世代にもわたって私たちをくびきから解き放ち、刺激と勇気を与え続けてくれるはずだからです。
ミヤザキワールド 宮崎駿の闇と光 発売日:2019年11月6日 価格:3,300円(税込) |