『舟を編む』の石井裕也監督がメガホンを執った映画『ぼくたちの家族』に、各界の著名人から、コメントが続々と寄せられています。
スタジオジブリからは、鈴木敏夫氏が「絶望は、希望の始まりなり。大傑作でした」と晴れやかなコメントで絶賛しています。
あさのあつこ(作家)は「観終わった後、どんな言葉にもならない不思議な情動に駆られた。感動したとか、泣けたとか、おもしろいとか、単純に言い切れる映画ではない。そんな単純な感想を端から拒んでいるようだ。家族の物語でありながら個の生き方を突きつけてくる。息が詰る。でも、何度でも観たい」と想いを寄せ、女優の有村架純は「ひとつの家族という個の中に生まれた人たちは、どんな状況になったとしても家族は家族で、切れることのない絆で繋がっていて、いつだって支え合っている。そしてその家族が改めてその絆に気付き本当の意味でひとつになった時、乗り越えられないものはないんだなと。そんな家族に真正面から向き合わせてくれるとても素敵な映画です」と作品に込められたメッセージに共鳴したようだ。