詩人のアーサー・ビナードさんの新刊「知らなかった、ぼくらの戦争」に、高畑勲監督の対談が掲載されます。
同書は、ビナードさんが戦争体験者の証言を訪ね歩く、2015年4月から2016年3月まで文化放送で放送された「アーサー・ビナード『探しています』」を書籍化したもの。3月30日(木)に、小学館より発売されます。
アメリカ出身の詩人、アーサー・ビナードさんが、日本人の太平洋戦争体験者たちを訪ね歩き、戦争の実態と、個人が争いから゛生き延びる知恵゛を探ります。
登場する語り手は、高畑勲監督をはじめ、真珠湾攻撃に参加したゼロ戦の元パイロット、学徒として「毒ガス島」で働いた女性、戦後GHQで働いた元事務員など、実にさまざま。
「知らなかった、ぼくらの戦争」目次
- 戦後ってなに?―― 前書きにかえて
- アーサー・ビナードの義母・栗原澪子 「戦争に勝つとゴムマリが来る」
- スガモ・プリズンから再軍備反対を訴える手紙を出した、元BC級戦犯・飯田進
- 満州からの引き揚げ体験を語る・ちばてつや
- 沖縄戦を生き抜いた・大田昌秀
- 「敵性語」を学んで人生を切り開いた・郡山 直
- 「模擬原爆」投下の実態を明らかにした・金子 力
- 「どきどき」と流れにのっていった、当時の世相について語る・高畑 勲
- 戦後づくり―― 後書きにかえて
知らなかった、ぼくらの戦争 発売日:2017年3月30日(木) 価格:1620円(税込) |