『風立ちぬ』が第86回アカデミー賞長編アニメ賞にノミネートされたことを受けて、宮崎駿監督が「わたしの引退作品『風立ちぬ』が、アカデミー賞長編アニメーション映画部門にノミネートされたことを大変光栄に思います」と喜びのコメントを寄せました。



さらに宮崎監督は「海外でこのような評価をいただけるのは、この作品に携わったスタッフ全員にとって非常に名誉なことです。ノミネートしてくださったアカデミー会員の方々と、成功に導いてくれた全ての人達に心から感謝します。アメリカの多くの人達がこの作品を観てくださればうれしいです」と語った。

宮崎監督作が同賞にノミネートされるのは、2002年度(第75回)の『千と千尋の神隠し』、2005年度(第78回)の『ハウルの動く城』に続いてこれで8年ぶり3度目。『千と千尋の神隠し』では見事受賞を果たしており、宮崎監督最後の長編映画となる本作で11年ぶりの受賞にも期待は高まるばかりだ。(編集部・中山雄一朗)

第86回アカデミー賞授賞式は、3月3日(月)午前9時よりWOWOWプライムにて生中継 (夜9時よりリピート放送)