なつぞら『なつぞら』第19週では、なつと坂場くんが結婚することになって、柴田家に挨拶をするため北海道の十勝が舞台となります。久しぶりに、わりとしっかりと北海道の酪農が描かれます。
そして、雪次郎くんと夕見子まで結婚することになります。『なつぞら』では茜ちゃんと下山さんの結婚以来、ラッシュが続いております。



第109話「乳業メーカーの立ち上げ」

第109話で結婚の挨拶に北海道十勝にやって来たなつと坂場くん。緊張の挨拶をぎこちなくすませる坂場くん。仕事を辞めて、無職だと告げる坂場くん。泰樹おんじは常に不機嫌で、なつが結婚するのが寂しいご様子ではあるものの一応は認めます。
十勝でも坂場くん節は健在で、酪農をする戸村親子に対して酪農とは斯くあるべしと独自の理論を語ります。
一方、十勝の酪農にも新しい風が吹き始めていて、地元の農協に就職した夕見子は、泰樹おんじが作るバターを始めとする乳業メーカーを開発。ついに、夕見子が経営者としての才覚を振るうときが来たのでした。

第110話「集約酪農地域」

第110話では、夕見子と柴田パパが務めている農協の話が動き出します。地元のバター作りの工場を建設して、世の中の仕組みを変えようとしていた農協でしたが、集約酪農地域に指定され国や企業から工場建設が阻まれようとしていました。
待ったなしの状況で一丸となる酪農家たち。なぜか、坂場くんも燃えております。ここにきて『なつぞら』が北海道の酪農フェーズに突入しました。

第111話「酪農家の一致団結」

第111話では、工場設置届提出の決議の場で、工場新設の反対派と折り合いがつかず、組合長・田辺をはじめ、泰樹おんじや天陽くんなど酪農家が集まり、激しい議論になります。そこで、坂場くんに言われた熱い言葉を思い出した菊介さんが、酪農への純粋な思いを語り、皆一丸となったのでした。
十勝協同乳業を実現させるため、提出届をもって十勝支庁庁舎にやって来た酪農家一同。支庁長を務めるのはTEAM NACSのリーダー・森崎博之さん。「リーダーである私が矢面に立つしかないでしょう」と言って登場。いろいろな意味合いがかぶったセリフですね(笑)。

酪農家が団結するシーンは『太陽の王子ホルスの大冒険』であり東映動画争議の再現であって、『神をつかんだ少年クリフ』においてすべてを割愛したのは、ここで描くためだったんだと思います。

第112話「たんぽぽバター」

第112話で、十勝協同乳業が立ち上がり、バターのブランド名は「たんぽぽバター」になりました。そして、そのロゴマークをなつが担当することになったのです。今回のエピソードは、「よつ葉乳業」をモデルにしているようですので、「たんぽぽバター」のモデルは「よつ葉バター」ですね。
そして、お菓子作りをしながら、「おれのバター…、おバター…おバター雪次郎」と呟く小畑雪次郎くん。ついに新しいバターサンドを作り上げたのでした。新作のお菓子が完成して、試食に集められた十勝農業高校同級生の面々プラス倉田先生。はたしてその味は?!

第113話「雪次郎くんのプロポーズ」

第113話では、雪次郎くんの新作洋菓子は「おバタ餡サンド」と命名されました。試食する勝農演劇部の面々の評判も上々です。お父さんの雪之助さんからも褒められて、「一人前だ!」と歓喜の雪次郎くん。なんと、そのままの流れで、その場にいる夕見子ちゃんにプロポーズをしてしまいました。この二人がくっつくであろうかとは、予想されていましたけど、この場でするとは!
夕見子ちゃんも受け入れて、ふたりは結婚することになりました。なつと坂場くんに続いて、続々と結婚していきます。実際に結婚って、ブームが起きますよね(笑)。

第114話「なつの結婚式」

第114話で、なつは依頼されていた「たんぽぽ」バターのロゴマークを完成させます。牛のお顔が「T」の字になっていて、その「T」タンポポであり十勝を表わしています。そして牛の髪の毛でタンポポが表現されていました。さて、なつはこの依頼を無償で引き受けたのでしょうか(笑)。そして、なつもついに嫁入りということで、夕見子たちと合同の結婚式が十勝で行なわれました。泰樹おんじは号泣するし、富士子さん剛男さんも感慨深そうです。もう、これが最終回のようでした。

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