現在では、スタジオジブリ関連の本は山のように発売されていまして、何を買ったら良いのかわからない、という方も多いのではないでしょうか。
かくいう自分もジブリ本の全貌が見えずに、本を買い集めていたら全体像が見えてきたというクチです。そこで、まだジブリ本をほとんど持っていない人に向けた、オススメのジブリ本をご紹介します。
ロマンアルバム
まず最初にご紹介するのは、ガイドブックの定番のロマンアルバムです。
『風の谷のナウシカ』公開当初から現在に至るまで、スタジオジブリ作品を追いかけ続けているシリーズ本です。
ジブリだけに限らず、アニメーション作品のガイドブックといったら、遥か太古からロマンアルバムと相場が決まっているのです。
内容も幅広く、映画の話を追えるフィルムストーリーから、監督・スタッフインタビュー、作品解説、キャラクター紹介などなど、多岐にわたります。広く深くが、ロマンアルバムなのです。
ほぼすべてのジブリ作品が刊行されているのですが、版権の問題なのか理由は定かではありませんが、『火垂るの墓』と『海がきこえる』は発売されていません。
角川のガイドブック
そして、ガイドブックのシリーズとしては、角川書店からも発売されています。
『千と千尋の神隠し』から『借りぐらしのアリエッティ』までは単発もので、『コクリコ坂から』以降はビジュアルガイドとシリーズ化して登場しました。
内容のほうは、ロマンアルバムよりもライトな印象が個人的にはあります。ただ、ロマンアルバムに掲載されていないインタビューだったりもあるので、こちらの購入もオススメします。
ガイドブックは、ロマンアルバムとこちらの角川シリーズの両方を揃えておけば完璧です。
ジ・アート シリーズ
アートブックといったら、こちらのジ・アートシリーズが決定版です。
本書では、背景美術から、イメージボードやキャラクターデザイン画などがふんだんに掲載されています。作品に関する絵が見たいときは、これを買うしかないです。映画を作る過程で描かれたイラストなども掲載されていますし、キャプションなんかもあって、映画に関する豆知識を得ることもできます。
例によって、こちらのシリーズも発売されていない作品がありまして、『火垂るの墓』『平成狸合戦ぽんぽこ』『海がきこえる』『耳をすませば』はシリーズ化されていません。
ジブリの教科書
こちらは、ジブリの教科書というシリーズです。これは、わりと新しくシリーズ化されたもので、これまでに出ていたインタビューや作品の資料などの情報が再構成されています。それに加えて、各界の著名な方々が、作品を読み解く寄稿文を掲載。読み物としても楽しめますし、作品のことを紐解く資料も掲載されています。文庫本なので、携帯にも便利ですし、外でちょっとした空き時間にも読めるのが嬉しいです。
以上、ジブリファンにオススメのジブリ本でした。
なにか気になるシリーズがあったら、手に取ってみてはいかがでしょうか。