女優の吉永小百合さんが、東日本大震災から4年目を迎える3月11日に、9年ぶりに朗読CD「第二楽章 福島への思い」を発売します。ジャケットは、『となりのトトロ』などジブリ作品で美術監督を務めた、男鹿和雄さんが担当しています。これまで発売した小百合の朗読CD「第二楽章(広島編)」、「第二楽章 長崎から」、「第二楽章 沖縄から」も男鹿さんが描いています。
第二楽章 福島への思い
1986年より原爆・戦争被害者の詩をライフワークとして朗読してきた吉永小百合による朗読CD。今作では、東日本大震災による福島原発事故の被害者の視点から作られた詩を朗読し、問題提起していく。
発売日:2015年3月11日
価格:¥3,024(税込)
第二楽章(広島編)
被曝した人たちが綴った詞を,吉永小百合が切々と朗読していく。バックで流れる切ないギターや弦四重奏の調べが,彼女の朗読する声に,さらに哀愁を重ねていく。辛辣な言葉の中に込めた苦悩や怒りの姿。二度と繰り返してはならぬという想いが満ちている。
第二楽章 長崎から
音楽は長崎出身でドラマの音楽でもおなじみの大島ミチル。ドラマティックな音楽とともに真に迫った朗読の世界に引き込まれ,胸を締めつけられる。ブックレットは英語訳もついた絵本のような美しい装丁。
第二楽章 沖縄から ~ウミガメと少年~ 野坂昭如作
吉永小百合朗読による企画アルバム。沖縄の地上戦をウミガメの視点から描いた、野坂昭如の作品『ウミガメと少年』を朗読。