鈴木敏夫プロデューサーといえば、たいへんな読書家で、自宅の書斎には4000冊の本があるといわれています。
そんな鈴木さんが、どんな本を読んでいるか、昨年発売された鈴木敏夫特別編集の「AERA」で公開されました。そのなかで紹介された、232冊の書籍をリストアップしてみました。すべて追いかけるのは困難ですけども、読みたい本を少しずつ拾い上げていきたいですね。
ジブリ作品を育てた本の森
鈴木敏夫を宮崎駿につなげた232冊
ジブリがアエラにやってきた!鈴木敏夫 特別編集長「AERA」No.34
「AERA」では、リストアップされた書籍を鈴木敏夫さん自ら紹介しており、たいへん読み応えのある特集となっています。
また、上野千鶴子さんと鈴木さんの対談や、川上量生さんと養老孟司の対談、庵野秀明・安野モヨコ夫妻がジブリ美術館の企画展示「クルミわり人形展」を見た感想。
さらに、宮崎吾朗監督による寄稿文「スタジオジブリをゼロにできない」も掲載されています。ジブリファンの方は、こちらもお見逃しなく。
少年時代
青い抱擁/青柳裕介(スクラップ)
陽の当たる坂道/石坂洋次郎(新潮文庫)
青春とはなんだ/石原慎太郎(講談社)
海を見ていたジョニー/五木寛之(講談社文庫)
あすなろ物語/井上靖(新潮文庫)
われらの時代/大江健三郎(新潮文庫)
作画汗まみれ/大塚康生(アニメージュ文庫)
人生劇場/尾崎士郎(新潮文庫)
采配/落合博満(ダイヤモンド社)
戦士の休息/落合博満(岩波書店)
どくとるマンボウ青春期/北社夫(中央公論社)
背番号の消えた人生/近藤唯之(サンケイ新聞社)
三丁目の夕日選集 夏/西岸良平(小学館)
燃えよ剣/司馬遼太郎(新潮文庫)
赤頭巾ちゃん気をつけて/庄司薫(中央公論社)
杉浦茂傑作漫画全集/杉浦茂(集英社)
猿飛佐助/杉浦茂(ペップ出版)
けんかえれじい/鈴木隆(TBS出版会)
キャプテン/ちばあきお(集英社)
ユキの太陽/ちばてつや(講談社)
小説熱海殺人事件/つかこうへい(角川文庫)
無能の人/つげ義春(日本文芸社)
俗物図鑑/筒井康隆(新潮社)
手塚治虫漫画全集/手塚治虫(講談社)
火の鳥/手塚治虫(講談社)
戦後詩/寺山修司(紀伊國屋書店)
時代の射手/寺山修司(芳賀書店)
雪の記憶/富島健夫(ケイブンシャ文庫)
姿三四郎/富田常雄(東京文芸社)
大菩薩峠/中里介山(春秋社)
勇漁/C・W・ニコル(文藝春秋)
柔侠伝/バロン吉元(双葉社)
アニメーターの自伝 もぐらの歌/森やすじ(アニメージュ文庫)
無面目・太公望伝/諸星大二郎(湖出版社)
プロ野球三国志/大和球士(ベースボール・マガジン社)
人間必勝法/山松ゆうきち(ヒット出版)
宮本武蔵/吉川英治(講談社)
PEOPLE/和田誠(美術出版社)
物語世界
何者/朝井リョウ(新潮社)
朝倉 摂のステージ・ワーク 1991‐2002/朝倉摂(PARCO出版)
監督不行届/安野モヨコ(祥伝社)
マシアス・ギリの失脚/池澤夏樹(新潮社)
ノンちゃん雲に乗る/石井桃子(福音館書店)
手鎖心中/井上ひさし(文藝春秋)
きらめく星座/井上ひさし(集英社)
詩のこころを読む/茨木のり子(岩波ジュニア新書)
駅前旅館/井伏鱒二(新潮文庫)
かかし/ロバート・ウェストール(福武書店)
モモ/ミヒャエル・エンデ(岩波書店)
どっこいショ/遠藤周作(読売新聞社)
わたしが・棄てた・女/遠藤周作(講談社文庫)
花影/大岡昇平(講談社文芸文庫)
織田作之助全集/織田作之助(講談社)
夫婦善哉/織田作之助(新潮社)
燈火節/片山廣子(月曜社)
北斎美術館/葛飾北斎(集英社)
ジョコンダ夫人の肖像/E・L・カニグズバーグ(岩波書店)
バウルを探して/川内有緒(幻冬舎)
悪童日記/アゴタ・クリストフ(早川書房)
ケストナー少年文学全集/エーリヒ・ケストナー(岩波書店)
ふたりのロッテ/エーリヒ・ケストナー(岩波書店)
小津安二郎の芸術/佐藤忠男(朝日選書)
日本映画史/佐藤忠男(岩波書店)
第九軍団のワシ/ローズマリ・サトクリフ(岩波書店)
愛が裁かれるとき/澤地久枝(文藝春秋)
娘と私/獅子文六(新潮文庫)
死の棘/島尾敏雄(新潮社)
海辺の生と死/島尾ミホ(創樹社)
かいじゅうたちのいるところ/モーリス・センダック(冨山房)
少年/ロアルド・ダール(早川書房)
芸術のパトロンたち/高階秀爾(岩波新書)
絢爛たる影絵 小津安二郎/高橋治(文春文庫)
話の話 映像詩の世界/高畑勲 解説(アニメージュ文庫)
日本美術全史 世界から見た名作の系譜/田中英道(講談社)
幼なごころの歌/谷内六郎(新潮社)
はじめてのおつかい/筒井頼子ほか(福音館書店)
川は生きている/富山和子(講談社)
いやいやえん/中川李枝子(福音館書店)
行人/夏目漱石(新潮文庫)
絵本 火垂るの墓/野坂昭如ほか(新潮社)
フラーニャと私/ユーリ・ノルシュテイン(徳間書店)
諌早菖蒲日記/野呂邦暢(文藝春秋)
白隠展(図録)/白隠(Bunkamura)
映画とは何か/アンドレ・バザン(美術出版社)
瞼の母・沓掛時次郎/長谷川伸(ちくま文庫)
映画術/ヒッチコックほか(晶文社)
天皇の逝く国で/ノーマ・フィールド(みすず書房)
子供の領分/藤田順子(アニメージュ文庫)
いのちの初夜/北條民雄(角川書店)
故郷 私の徳山村写真日記/増山たづ子(じゃこめてい出版)
忠臣蔵とは何か/丸谷才一(講談社)
神去なあなあ日常/三浦しをん(徳間書店)
午後の曳航/三島由紀夫(新潮文庫)
宮崎駿の雑想ノート/宮崎駿(大日本絵画)
あ・うん/向田邦子(文春文庫)
赤毛のアン/ルーシー・モード・モンゴメリ(新潮文庫)
八木重吉詩集/八木重吉(新文学書房)
果てもない道中記/安岡章太郎(講談社)
生きる 私も書くことができる/山田うた子(理論社)
早春スケッチブック/山田太一(大和書房)
柳橋物語・むかしも今も/山本周五郎(新潮文庫)
ローマの休日 ワイラーとヘプバーン/吉村英夫(朝日文庫)
映画理解学入門 映画のどこをどう読むか/ドナルド・リチー(スタジオジブリ)
長くつ下のピッピ/アストリッド・リンドグレーン(岩波書店)
アサ芸系
路上観察学入門/赤瀬川原平ほか(筑摩書房)
夜這いの民俗学/赤松啓介(赤石書店)
巷談 本牧亭/安藤鶴夫(桃源社)
日本映画の若き日々/稲垣浩(中公文庫)
漫画映画論/今村太平(真善美社)
ニヒリズム 戦後日本思想大系3/梅原猛(筑摩書房)
芸人その世界/永六輔(文藝春秋)
戦後秘史/大森実(講談社)
昭和怪物伝/大宅壮一(角川書店)
猿の群れから共和国まで/丘浅次郎(有精堂)
権力の陰謀/緒方克行(現代史出版会)
私は河原乞食・考/小沢昭一(三一書房)
親善野球に来たスパイ/カウフマンほか(平凡社)
昭和の劇 映画脚本家笹原和夫/笹原和夫ほか(太田出版)
あかんやつら/春日太一(文藝春秋)
映画監督 山中貞雄/加藤泰(キネマ旬報社)
反骨 鈴木東民の生涯/蒲田慧(講談社)
同棲時代/上村一夫(双葉社)
売春 決定版 神崎レポート/神崎清(現代史出版会)
戦争を知らない子供たち/北山修(ブロンズ社)
「市民ケーン」、すべて真実/キャリンジャー(筑摩書房)
特攻の思想/草柳大蔵(文藝春秋)
悪政・銃声・乱世/児玉誉士夫(広済堂出版)
無実/後藤昌次郎(三一書房)
定本日本の喜劇人/小林信彦(新潮社)
一条さゆりの性/駒田信二(講談社文庫)
人間の條件/五味川純平(三一書房)
悪太郎/今東光(角川文庫)
なにが粋かよ/斎藤龍鳳(創樹社)
私の田中角栄日記/佐藤昭子(新潮社)
私説コメディアン史/澤田隆治(白水社)
戦後マスコミ回遊記/柴田秀利(中公文庫)
日本列島蝦蟇蛙/ジョージ秋山(講談社)
忍者武芸帳/白土三平(小学館)
官僚たちの夏/城山三郎(新潮社)
小説 田中絹代/新藤兼人(読売新聞社)
私説 内田吐夢伝/鈴木尚之(岩波書店)
惹句術/関根忠郎ほか(ワイズ出版)
血脈 西武王国・堤兄弟の真実/レズリー・ダウナー(徳間書店)
千恵蔵一代/田山力哉(社会思想社)
士門 拳 昭和のこども 愛蔵版/士門拳(小学館)
完本チャンバラ時代劇講座/橋本治(徳間書店)
赤色エレジー/林静一(青林堂)
花と龍/火野葦平(角川文庫)
笛吹川/深沢七郎(中央公論社)
わが国おんな三割安/藤原審爾(徳間文庫)
東京アンダーワールド/ロバート・ホワイティング(角川文庫)
極限の民族/本多勝一(朝日新聞社)
映画興行師/前田幸恒(徳間書店)
映画渡世 天の巻・地の巻/マキノ雅弘(平凡社)
ながれ者の系譜 第三部 地獄狼篇/真崎守(青林堂)
日本の黒い霧/松本清張(文藝春秋)
聞き書 野中広務回顧録/御厨貴ほか(岩波書店)
遊侠一匹 加藤泰の世界/山根貞男(幻燈社)
下品な日本人/柳在順(作品社)
人文思想
子守唄の誕生/赤坂憲雄(講談社現代新書)
自分のなかに歴史をよむ/阿部謹也(筑摩文庫)
網野善彦著作集/網野善彦(岩波書店)
異形の王権/網野善彦(平凡社ライブラリー)
日本の中世1~12/網野善彦ほか(中央公論新社)
歴史の見方考え方/板倉聖堂(仮説社)
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神/マックス・ヴェーバー(岩波文庫)
戦後日本スタディーズ/上野千鶴子ほか(紀伊国屋書店)
図説・近代日本住宅史/内田青蔵ほか(鹿島出版会)
老いてゆくアジア/大泉啓一郎(中公新書)
語りかける中世 イタリアの山岳都市・テベレ川流域/大谷幸夫ほか(鹿島出版会)
社会科学の方法 ヴェーバーとマルクス/大塚久雄(岩波新書)
日本語の起源/大野晋(岩波新書)
木のいのち木のこころ 地/小川三夫(草思社)
モラトリアム人間の時代/小此木啓吾(中公叢書)
歴史とは何か/E・H・カー(岩波新書)
加藤周一著作集/加藤周一(平凡社)
日本文学史序説/加藤周一(筑摩書房)
それでも、日本人は「戦争」を選んだ/加藤陽子(朝日出版社)
明治天皇/ドナルド・キーン(新潮社)
ものぐさ精神分析/岸田秀(中公文庫)
著作権史話/倉田喜弘(千人社)
世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析/斎藤環(角川書店)
村の戦争と平和(日本の中世12)/坂田聡ほか(中央公論新社)
佐藤忠良 彫刻七十年の仕事/佐藤忠良(講談社)
実在主義とは何か/ジャン=ポール・サルトル(人文書院)
男たちへ フツウの男をフツウでない男にするための54章/塩野七生(文春文庫)
鈴木大拙随聞記/志村武(日本放送出版協会)
西洋の没落/オスヴァルト・シュペングラー(五月書房)
禅と日本文化/鈴木大拙(岩波新書)
銃・病原菌・鉄/ジャレド・ダイアモンド(草思社)
精神と物質/立花隆、利根川進(文藝春秋)
敗北を抱きしめて/ジョン・ダワー(岩波書店)
悼詞/鶴見俊輔(編集グループSURE)
江戸の町/内藤昌ほか(草思社)
日本の歴史 21 町人/中井信彦(小学館)
僕の叔父さん 網野善彦/中沢新一(集英社新書)
民族という名の宗教/なだいなだ(岩波新書)
斑鳩の匠 宮大工三代/西岡常一ほか(徳間書店)
風邪の効用/野口晴哉(全生社)
ふしぎなキリスト教/橋爪大三郎、大澤真幸(講談社現代新書)
昭和史/半藤一利(平凡社)
意識と社会/スチュアート・ヒューズ(みすず書房)
人口減少社会という希望/広井良典(朝日選書)
幻影の時代/ダニエル・J・ブーアスティン(東京創元社)
性の歴史/ミシェル・フーコー(新潮社)
ネットで「つながる」ことの耐えられない軽さ/藤原智美(文藝春秋)
「日本人論」再考/船曳建夫(講談社学術文庫)
自由からの逃走/エーリッヒ・フロム(東京創元社)
堀田善衛全集/堀田善衛(筑摩書房)
ゴヤ/堀田善衛(新潮社)
方丈記私記/堀田善衛(ちくま文庫)
歴史主義の貧困/カール・Rポパー(中央公論社)
中世の光と影/堀米庸三(講談社学術文庫)
日本の思想/丸山真男(岩波新書)
青春の終焉/三浦雅士(講談社)
忘れられた日本人/宮本常一(岩波文庫)
民俗学の旅/宮本常一(講談社学術文庫)
イギリスと日本/森嶋通夫(岩波新書)
蛇と十字架/安田喜憲(人文書院)
遠野物語・山の人生/柳田国男(岩波文庫)
山崎正和著作集/山崎正和(中央公論社)
近代の擁護/山崎正和(PHP研究所)
気候の語る日本の歴史/山本武夫(そしえて文庫)
唯脳論/養老孟司(ちくま学芸文庫)
夏目漱石を読む/吉本隆明(筑摩書房)
帝国の残影/與那覇潤(NTT出版)
ライシャワーの日本史/エドウィン・オールドファザー・ライシャワー(文藝春秋)
孤独な群衆/デイヴィッド・リースマン(中央公論社)
悲しき熱帯/レヴィ=ストロース(中央公論社)
逝きし世の面影/渡辺京二(平凡社ライブラリー)
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