細田守『バケモノの子』細田守監督の最新作『バケモノの子』が、来年の7月11日に公開されることが発表されました。それと同時に、クレジットも一部明かされていますが、美術監督がスタジオジブリで活躍した、大森崇さんに、高松洋平さん、西川洋一さんであることが分かりました。こちらのお三方は、『ハウルの動く城』や『コクリコ坂から』『思い出のマーニー』で活躍しました。



細田監督は、本作の内容を「親と離れ離れになった少年がバケモノと出会い、彼に弟子入りをする“修行モノ”であり、修行を通して少年が大きく成長していく物語」と説明。作品に対する意気込みとして、「王道でありながらも、現代の子どもたち・大人・世の中にとって新鮮な作品にしていきたい。自分で脚本も手掛けることで、自分自身もこの作品を通して修行、成長していきたい」とコメント。

 

『バケモノの子』企画書

現代社会の変容とともに、家族観も変化するのは必然です。
旧来の伝統的な家族観はもはや参考にならず、
私たちは、家族の新しいあり方を
模索しなければならない瀬戸際に立たされています。
新しい子供たちは何を道しるべに成長すればよいのか。
また新しい大人である私たちは、
子供たちにどんな姿を見せ、何を手渡してあげられるのか。
この映画を通して共に考えていけたらと思っています。
『バケモノの子』は、ひとりぼっちの不幸な少年が、
強いけれど身勝手な独り身のバケモノと出会い、
想像を超えた冒険をする物語です。

子供たちには、バケモノとの修行と冒険が、
心躍るおとぎ話になるように。
若者たちには、「自分は何者であるか」という
彼らの時期の切実な問題に、
寄り添い励ましてあげられるように。
そして大人たちにとっては、少年とバケモノの唯一無二の絆を通じ、
大きな充実感と幸福感が得られるように。
エンターテインメントの作法に則り、
あらゆる世代が楽しめる清々しい映画を目指します。

細田守

 

細田守 最新作『バケモノの子』

2015年7月11日公開
英題:The Boy and The Beast
監督・脚本・原作:細田守
作画監督:山下高明、西田達三
美術監督:大森崇、高松洋平、西川洋一
音楽:高木正勝
ゼネラル・プロデューサー:奥田誠治
エグゼクティブプロデューサー:門屋大輔
プロデューサー:斎藤優一郎
企画・制作:日本テレビ放送網、スタジオ地図、KADOKAWA、東宝

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