東京・渋谷のBunkamura Galleryで、11月29日(土)から12月9日(火)まで、ジブリの『耳をすませば』で背景美術を手掛けた井上直久さんの絵画展「光の粒、髪のささやき」が開催されます。井上さんは自身の心象風景を「イバラード」と名付け、絵画を制作し続け、宮崎駿監督にも影響を与えています。
同展では、イバラードの世界で人と心の触れ合う情景を描いた新作を中心に、絵画約40点、版画約20点を展示・販売します。原画と文章で構成された大判画集もあわせて刊行予定。作品にはアニメーション「天空の城ラピュタ」に登場する空飛ぶ島のようなものや美しい色の雲などが描かれており、独自の世界観を体験できます。
開館時間は午前10時から午後7時半までです。ギャラリー入場料は無料です。会期中は井上さんが連日来場するほか、トークショーやライブペインティングも行われます。
スタジオジブリが制作したアニメーション「耳をすませば」の挿話である「バロンのくれた物語」の背景美術を制作したことでも知られています。宮崎駿監督によるアニメーション「星をかった日」に原作を提供するなど、スタジオジブリ作品を語るには欠かせないような存在です。東京・文京区にある「ギャラリーアートスペース」では、イバラードの世界を描いた絵画の常設展示も行っています。
トークショー「大判画集刊行に寄せて」
開催日:11/30(日)
開催時間:15:00~(1時間程を予定)
会場:Bunkamura Gallery
作家よりイバラードへの想い、また刊行される大判画集について等お話しいただきます。作品への理解が深まる絶好の機会です!
ライブペインティング
開催日:12/7(日)
開催時間:15:00~(1時間程を予定)
会場:Bunkamura Gallery
着想から作品ができていく過程を、解説付きでライブペインティングしていただきます。井上先生の独特の制作過程、ぜひご覧ください