静岡市美術館で開催中の「山本二三展」の入場者が23日、同館最速記録の開幕20日間で3万人を達成しました。
同展はジブリの美術監督として活躍する山本さんが手掛けた『天空の城ラピュタ』や『もののけ姫』などの背景画210点を紹介しています。開催期間は、9月23日まで。
山本さんは1953年生まれ。24歳のとき、宮崎駿監督のテレビシリーズ「未来少年コナン」で初めて美術監督を担当。以来、「天空の城ラピュタ」「もののけ姫」といった宮崎作品をはじめ、「火垂るの墓」(高畑勲監督)や「時をかける少女」(細田守監督)など、日本を代表するアニメーションで美術監督を務めてきた。
ボリューム感のある雲の描き方に独特のスタイルがあり、「二三雲」と呼ばれている。
山本二三展
会期:2014年8月4日(月)~9月23日(火・祝)
時間:10:00~19:00
休館:9月1日(月)、8日(月)、16日(火)
山本二三背景画集 『時をかける少女』『天空の城ラピュタ』『もののけ姫』『じゃりン子チエ』『火垂るの墓』など、名作アニメの美術監督として活躍してきた著者の背景画の世界が蘇る。魂をこめて精緻に描かれた背景画の一作ずつに、どのような意図や技法が駆使されているのか、今明らかにされる。 |