エキレビにて、『猫の恩返し』にまつわる記事が上がっています。
『猫の恩返し』を楽しむための4つのポイントとして作品を分析したものです。
鑑賞のお供に良いですね。

 



監督はどうして宮崎駿じゃないの?

ジブリ作品なのに監督が宮崎駿じゃない。高畑勲でもない。
森田宏幸監督だ。
新人、いきなりジブリ作品、いきなり監督。
けっこうな無茶だ。どうして、こうなったのだろう。
ことの起こりは1999年。
「猫のキャラを使った20分ほどの作品をつくってほしい」とスタジオジブリに依頼がきた。
あるテーマパークからの企画だ。
宮崎駿は、この頃、こう考えていた。
我々はもう年だ。新しい担い手を育てないといけない。
テーマパークの企画はぽしゃってしまうが、45分ぐらいのスペシャルモノとして新人にまかせようと考えた。
『となりの山田くん』で活躍した森田宏幸が抜擢される。
森田は、まる九ヶ月をかけて絵コンテを描く。
これを観て、鈴木プロデューサーは驚く。

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