高畑勲監督の最新作『かぐや姫の物語』の主題歌に、二階堂和美さんの新曲「いのちの記憶」になることが発表されました。
実家が、浄土真宗本願寺派のお寺で、現役僧侶という異色の肩書を持つシンガーソングライター。“いのちの記憶”は、高畑監督と二階堂との密なやり取りによって制作された書き下ろし楽曲。7月24日には同楽曲を収めたシングル『いのちの記憶』がリリースされることもあわせて発表されている。
二階堂は1997年よりギターとボーカルを中心とした制作・ライブ活動をはじめ、これまでに9作品をリリース。優しくも力強い歌声と幅広い音楽性を持ち合わせ、近年はNHK「おかあさんといっしょ」や小泉今日子への楽曲提供も行っている。
以前よりその類まれなる存在に目を留めていたという高畑監督が、力強さの中にも優しさのある二階堂の歌声に共感し、主題歌制作を依頼。それに応える形で、二階堂が作詞・作曲・歌を担当することとなった。
『かぐや姫の物語』は、日本最古の物語「竹取物語」に隠された一人の少女・かぐや姫の真実の物語。かぐや姫は数ある星の中から、なぜ地球を選んだのか。なぜ月へ去らねばならなかったのか。彼女が犯した罪とは、そして罪とは何だったのかが描かれる。