寺田倉庫 B&C HALLにて、6月29日に開幕した「金曜ロードショーとジブリ展」に行ってきました。
寺田倉庫といえば、ちょうど一年前に「鈴木敏夫とジブリ展」が開催されたのが、記憶に新しいところ。昨年は、猛暑のなか品川駅から歩いて行って、暑かったなぁという記憶が強いんですが、今年も同じく記録的な暑さとなり、汗だくで歩くこととなりました。デジャブゥ。
飲食ブース
さて、会場はと言いますと、事前告知されていませんでしたけど、飲食ブースが用意されていました。
ジブリ作品をイメージした「となりの森のソーダ」「紅のバトルオレンジ」「イモリの黒焼きチョコ」が提供されています。
さらには、熱中症対策として、お水と塩タブレットのセット販売も用意。これはありがたい。
例のごとく、猛暑のなか歩いて行ったもので、迷わずお水とタブレットを購入しました。身体に染みわたる塩と水。ありがてぇ、ありがてぇ。熱中症手前の身体を冷まして、いざ入場します。
金曜ロードショーとジブリの歴史
まず入ってすぐに鈴木敏夫さんのインタビュー映像が流れていて、次に金曜ロードショーとジブリ作品の歴史についての展示です。こちらのエリアのみ撮影禁止。
『風の谷のナウシカ』の放送から、現在にいたるまでの歴史が、その時代の世相や流行語、流行っていたアイテムなどもあって、とてもノスタルジーに浸ってしまう展示となっています。
この当時こんなことがあったなぁ、とか。こんなことして遊んでたなぁ、などなど。ジブリとともに成長した子供時代を思い出してしまいます。
おそらくこれは、子供のときからジブリ作品を観ていた人だったら、誰にでも響く展示じゃないでしょうか。脳内タイムスリップしてしまうこと請け合いです。
そして、展示には当時ジブリと関わっていた日テレの皆さんの一口メモがあって、これがまた面白い。日テレ会長の氏家さんと、鈴木さんが初めて会ったときのエピソードなんかは、ぜひぜひ読んでみてください。
ジブリ映画ポスタースタジオ
2階はジブリの立体ポスターと一緒に撮影できるエリアになっています。
用意されているのは、『魔女の宅急便』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『猫の恩返し』『崖の上のポニョ』『借りぐらしのアリエッティ』の数々。『アリエッティ』のみARの撮影です。それから、日テレとジブリが携わった、過去の展覧会のポスターも展示されています。
このエリアは混むんじゃないかと思っていましたけど、思いのほか空いていました。それぞれのポスターの前にはスタッフさんがついていて、撮影もスムーズに進んでいきます。撮影は1回、1ポーズのみという決まりのもと、サクサク進んでいきます。
自分は撮るつもりはなかったんですけど、感じの良いスタッフさんが、「撮りますよ! 撮りましょうよ~! どうぞ!」とグイグイ来るので乗せられて撮ってしまいました。
これって、コスプレする人だと、すごい楽しいかもしれないですね。
ジブリの幻燈楼
ジブリの幻燈楼は、2018年に開催された「ジブリの大博覧会」富山展で展示されたものが東京にやってきました。
富山展のために作られたもので、現地に行かなければ見れなかったので、これは嬉しい!
ガラスの町とされる富山の作家さんらが制作した幻燈楼です。
フィルムや造形物に光を照射することで、壁に光輝くジブリの世界が投影されています。
なんという幻想的な世界でしょう。幻燈楼のステンドグラスも綺麗です。
こちらは、写真撮影は大丈夫ですが、動画撮影は禁止されています。
不思議なあしあと
「ジブリの幻燈楼」を進むと、なんだか不思議な足跡があります。なんでしょうか。
恐竜のようにも見えますし、鳥かもしれません。もしかしたら、『君たちはどう生きるか』に登場するというアオサギ?
否、正体はゴム人間でした。
キミ、こんな足跡してたんかい!
グッズコーナー
今回のグッズは、フライデーおじさんが主役となっています。販売されているグッズは、公式サイトにほぼすべて掲載されているので、そちらでご確認を!
載っていないものでいえば、フライデーおじさんのフィギュアがありました。これはジブリ美術館で販売され、即日完売していたものです。在庫がどの程度あるのかわかりませんが、ここで手に入ればラッキーです。
その他、復刻版パンフレットやポスター、図録、書籍、ジブリ美術館のグッズなどなど。
王蟲の世界
最後に待ち構えているのは、「王蟲の世界」です。
ショップのあとに展示エリアがあるという、意外な構成です。
胞子が飛び交う通路を抜けると、そこにあるのは腐海です。
皆さん、しこたまお買い物をして、ショッパーをぶら下げながら腐海を彷徨っています。
ショッパーを持っていると、肺が胞子にやられない仕組みかもしれません。
この展示も「ジブリの大博覧会」のために作られたものです。
巡回終盤の2019年の福岡会場から展示が始まりました。
展示されていた期間が短かったので、見に行けなかった人も多いんじゃないでしょうか。
ご多分に漏れず自分もそのひとりで、今回初めて現物を見ることができました。
この腐海の迫力たるや、神の如し。生物つくり出しちゃったんじゃないの?という圧巻のクオリティー。王蟲や大王ヤンマ、ムシゴヤシ、ヘビケラなどがこちらを狙っています。こわやこわや。
ここでもAR撮影ができて、王蟲とのツーショット撮影ができるようです。
自分は試しませんでしたが、撮影されてる方は多かったです。
今回はAR含め、撮影することに焦点を合わせた展示が多いですね。時代だなぁ。
購入品紹介
それでは、購入品をご紹介します。
例によって例のごとく、展覧会に行ったら必ず買わなければいけないのが図録です。
なんと、今回176ページの図録が発売されました。いやー、凄い。やったね。
と思ったら、内容の大半は既刊の『スタジオジブリ全作品集』が掲載されていました。最初の32ページが、今回の展示用の内容となっています。
それでも、金ローの放送データもありますし、金ローとジブリ作品の年表や、座談会の文字おこしなど、重要な点は抑えてあります。ありがたや、ありがたや。
その他は、ぬいぐるみマスコット、ポストカード、ノート、クリアファイルを購入しました。
マスコットは買わずにいられない可愛さですし、ノートも布張りに箔押し加工でなかなか高級感があります。
そうそう、ショッパーは300円で別売りでございます。
ちなみに、グッズコーナーにはパスコードがあって、オンラインショップでも買えるようになっています。
買い逃しがあったり、後から欲しくなったりしても安心ですね。
ということで、以上「金曜ロードショーとジブリ展」のレポートでした。
会期は9月24日(日)まであるので、みなさんもぜひぜひ遊びに行ってみてはいかがでしょう。
「金曜ロードショーとジブリ展」東京展
日程:2023年6月29日(木)~9月24日(日)
時間:10:00~20:00(最終入場は19:30まで)
会場:天王洲・寺田倉庫 B&C HALL/E HALL