宮崎駿監督、高畑勲監督、鈴木敏夫プロデューサーのお三方が、ヘビースモーカーだったことが関係しているのかいないのか、スタジオジブリ作品ではたまに喫煙シーンが登場します。
ジブリ作品に登場するタバコは、劇場作品の中では『おもひでぽろぽろ』『海がきこえる』『紅の豚』『On Your Mark』『千と千尋の神隠し』『ギブリーズepisode2』『ハウルの動く城』『風立ちぬ』『アーヤと魔女』などなど、色々あります。
この中から、数少ない銘柄が判明しているタバコをご紹介します。
『紅の豚』
まず一つ目は『紅の豚』でポルコ吸っているタバコです。
本作では、たびたび喫煙シーンがありますが、そのたびにポルコの持つタバコの箱も登場しています。
パッケージには、扇を持ったジプシー女性のシルエットが描かれたもので、これはジタンという銘柄です。
「ジタンブルー」といって世界的に有名なデザインとして知られていて、現在も販売されています。
『耳をすませば』
二つ目は『耳をすませば』のお父さんが吸っているタバコです。
雫と進路について話しているときに、お父さんが一口だけタバコを吸います。
このシーンでは、机にタバコが置いてあって、銘柄がチェリーということがわかります。
これは、かつて宮崎駿監督が吸っていたものと同じです。
『風立ちぬ』
『風立ちぬ』は、ジブリ作品史上もっとも喫煙シーンの多い作品です。
いろんなキャラがタバコを吸っているんですが、その中で堀越二郎が吸っている銘柄だけ判明しています。こちらもチェリーです。
『耳をすませば』の月島靖也と同じ銘柄ですが、パッケージデザインはちゃんと当時のものが描かれています。
『アーヤと魔女』
こちらの銘柄は、通称 赤マル。本作では喫煙シーンはありませんが、テーブルの上に赤いマルボロが置かれています。
ベラ・ヤーガが喫煙を楽しんでいたか、魔法の一環として吸っていたものと思われます。
以上が、
ジブリ作品に登場したタバコの銘柄でした。
ちなみに、宮崎駿監督は元々チェリーを吸っていましたけど、現在は廃盤となったため、セブンスターを吸っているそうです。
鈴木敏夫さんも以前はヘビースモーカーでしたが、2021年に禁煙されたそうです。現在も続いているでしょうか。