『となりのトトロ』の舞台のモデルの一つともされる、埼玉県と東京都にまたがる狭山丘陵周辺の「トトロの森」で、樹木の集団枯死が起きています。
森を管理する「トトロのふるさと基金」は、対策資金を募るクラウドファンディングを実施しています。
トトロの森では、2022年に入りナラ類などの樹木が集団枯死する「ナラ枯れ」の被害が深刻化。ナラ枯れは、カシノナガキクイムシという虫が媒介するナラ菌が入り、水を吸い上げる機能が阻害され、急激に枯れてしまうという樹木の伝染病。全国的に広がり、狭山丘陵では3年ほど前から被害が出はじめたといいます。
トトロの森のナラ枯れ被害木は、2019年には6本程度だったそうですが年々増加していき、2022年には492本の被害が確認されました。急速に拡大し、枯れた木の伐採費用や、森林管理費などが不足しています。
クラウドファンディングは、「CAMPFIRE」を通じて開催。2023年2月末を期限とし、300万円を目標に資金を募っています。
森の若返りをはかり、トトロのふるさとの景色を残していくための取り組みとなります。
- CAMPFIRE – トトロの森をナラ枯れから救いたい!ー公益財団法人トトロのふるさと基金ー
- 公共財団法人 トトロのふるさと基金 – トトロの森クラウドファンディング開始!トトロの森をナラ枯れから救いたい!