鈴木敏夫さんがキネマ旬報で連載していた『新・映画道楽』がついに書籍化されました。
1冊にまとめた本書『新・映画道楽』は、鈴木さんが自身の映画体験を通し、日本映画黄金時代の作品や俳優の魅力を紐解いていく内容となっています。
本書の目次には「『座頭市』と勝新太郎」「内田吐夢と『大菩薩峠』」「笠原和夫とやくざ映画」「東宝青春映画」「藤田敏八・浦山桐郎」といったテーマや、加藤泰、森崎東、川島雄三、渡哲也、増村保造、市川雷蔵といった、俳優の名前が並びます。
また、女優の樹木希林さんについて語った項目や、大楠道代さんと鈴木さんの対談が追加取材分として新たに収録されています。
装丁には、樹木さんが悠木千帆名義で出演した映画デビュー作『殿方御用心』のスチル写真が使用され、往年の俳優たちの若き日の姿が確認できます。
6月14日に放送されるTOKYO FM「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」では、鈴木さんが本書の「樹木希林編」について話します。
新・映画道楽 ちょい町哀歌 鈴木敏夫の映画論、最新刊。憧れの人・大楠道代との対談や、女優・樹木希林編を新規収録。 |