白蛇伝東映太秦映画村にて、「日本初のカラー長編アニメーション『白蛇伝』制作資料展」が開催されています。
京都の東映太秦映画村で、『白蛇伝』(1958年)の制作にかかわる資料が多数発見されたことにより開催されました。開催期間は、2020年8月31日(月)までとなります。



今回発見された資料は、1981年春に映画村アニメホールの開館に合わせて催された「アニメのできるまで」として展示されたものとのこと。

『白蛇伝』といえば、NHKの連続テレビ小説『なつぞら』のモデルにもなったことで有名にもなりましたし、宮崎駿監督が学生時代に劇場鑑賞したことでアニメーションの道を志すきっかけになったことでも知られています。

白蛇伝

発見された資料は、作画に利用されたクレイモデルや、制作過程の中で更新されていったバージョン違いの画コンテなど、創作の過程が窺える貴重なものばかり。

脚本・演出を藪下泰司さん、原画を大工原章さんと森康二さん、動画に大塚康生さん、先日亡くなられた中村和子さん、楠部大吉郎さん、奥山玲子さんなど、『なつぞら』のモデルになった方々によって制作されました。

歴史的な貴重な資料を間近で観ることの出来る、またとない機会となります。

「日本初のカラー長編アニメーション『白蛇伝』制作資料展」
期間:2019年12月7日(土)~2020年8月31日(月)
場所:東映太秦映画村・映画文化館 2階