中村和子女性アニメーターの草分け的存在として知られ、NHKの連続テレビ小説の朝ドラ『なつぞら』では大沢麻子のモデルになったと思われる中村和子さんが、8月3日に亡くなっていたことが明かされました。86歳でした。
旧満州の中国東北部に生まれ、女子美術大学洋画科を卒業後、東映動画に入社。『白蛇伝』や『西遊記』に参加しました。



『西遊記』の制作に関わった原作者の手塚治虫さんと親交を深め、虫プロダクションに移籍し、テレビアニメーション『鉄腕アトム』の原画や『W3』『リボンの騎士』の作画を担当。虫プロの黎明期を支えました。

美人アニメーターとして知られており、愛称は「ワコさん」。『なつぞら』では、貫地谷しほりさんが演じた愛称が「マコさん」の、大沢麻子のモデルとされています。

葬儀は近親者で済まされたといいます。

お悔やみ申し上げます。