なつぞら『なつぞら』第25週では、千遥との再開が焦点となります。これまで、まったくエピソードが無かった、なつたちの母親も回想で登場します。そして、千遥は離婚をすることになり、その話し合いに同席するなつや咲太郎と、これまで一緒に生活していなかった分を挽回するかの如く、千遥との濃いエピソードが展開されるのでした。



第145話「千遥との再会」

第145話では、なつの妹の千遥が神楽坂の「杉の子」という料理屋で生活していることが告げられます。千遥はなつに、いつでもお客さんとして来てください、と言い残して早々に帰っていきます。結婚してからも相変わらず暗い影を持っている千遥です。
なつは、さっそく咲太郎にも千遥と会ったことを伝えて、「杉の子」に行くことに決めます。
しかし、千遥のほうはというと旦那との離婚を考えていました。そうなると、料理屋にはいられなくなってしまうのですが、なつたちは間に合うのか!?という流れでした。

第146話「料理屋 杉の子」

第146話では、早々になつや咲太郎たちは千遥の営む料理屋「杉の子」に行きます。生い立ちを隠している千遥のために、なつたちは家族であることを伏せながらも、千遥に伝わるように家族紹介をしていきます。なんて味わい深いシーンなんでしょう。
そして、この回では、ついになつや咲太郎の母親のエピソードも明かされます。咲太郎が、ずっと父親が作った天丼と話していたその味は、母親も一緒に作っていたもので、父の味でもあり母の味でもありました。
その回想シーンで、ついに母親が登場。演じたのは戸田菜穂さんでありました。

第147話「アニメーションの目玉焼き」

第147話では、「杉の子」での千遥との再会を経て、それぞれの生活へと戻ります。マコプロでは『大草原の少女ソラ』の制作が行なわれており、外注に出していた目玉焼きを焼くシーンが美味しくなさそうだといい、なつがやり直すことになりました。
毎週放送で時間がないなか、作業を止められては困るマコプロデューサーの思いをよそに、神っちを始めモモッチを巻き込み実際に目玉焼きを焼いて作画に挑むなつ。アニメーターのものづくりにかける想いが伝わってきます。

第148話「探偵 信さん」

第148話では、千遥がなつのもとに訪ねてきて、身の上話を語り、離婚を考えていることを明かします。図らずも、現在NHKで再放送されている『おしん』と同じような境遇にいる千遥。しかし、千遥にはなつや咲太郎の家族がいるので、味方が多いです。
そして、千遥が離婚するためには、お姑さんの説得がキーとなるため、信さんも協力してお姑さんのことを調べ上げているという、信さんの活躍パートに突入しました。信さんは記者ではなく、探偵さんだと思います。

第149話「千遥の離婚」

第149話では、千遥が離婚するため、旦那と姑と親権の話となります。すぐに仕事は見つけるので、千夏は引き取らせてほしいという千遥に対して、そうはいかないという姑。つい先日みた『おしん』のような展開。しかし、こちらの姑さんは、おしんのときよりも理解のあるビジネスウーマン。
離婚は認めるけれど、引き続きお店では働いてほしいと提案します。「杉の子」の味は、すでに千遥の味になっているため、居なくなってしまうとお店が潰れてしまうため、夫婦の形態は解消するけれど、料理人としては残ることになったのでした。

第150話「十勝からやってきた剛男さん」

第150話では、千遥が離婚するということで心配した剛男さんが北海道からやってきました。すでに話し合いは終わっていて、千遥の離婚は決まったあとなので時すでに遅しですが、なつが子育てと仕事に忙殺されていることを知り、北海道に帰って行きました。
優が小学生になると保育園よりもだいぶ帰宅が早くなってしまうため、なつは家政婦を雇うことを検討しています。そのことを知った柴田家では、泰樹おんじが富士子さんに助けに行ってやれと提案。とんとん拍子で富士子さんが東京にやってくることになったのでした。

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