六花亭 マルセイバターサンドNHKの朝ドラ『なつぞら』で、これでもかと登場する十勝の菓子屋・雪月のバター煎餅。どう見たってパッケージは六花亭のマルセイバターサンドだし、モデルにしていることは一目瞭然。何度も何度も登場し、飯テロを重ねられて、その度に食べたくなってしまうもので、本物のマルセイバターサンドを買ってきてしまいました。



六花亭といえば、帯広発祥で全国的にも知られている製菓メーカー。「六花」というのは、六角形である雪の結晶が由来となっているため、そこから雪月の「雪」がきていると思われます。「月」は、同じく帯広の老舗製菓メーカーである「柳月」から拝借しているのかもしれません。

六花亭 マルセイバターサンド

現在の『なつぞら』では、バター煎餅を開発したばかりで、まだバターサンドは作られていませんが、そこで登場するパッケージは、六花亭のマルセイバターサンドそのものです。
ドラマ内で語られたパッケージの由来も、史実である六花亭のものがなぞられています。

裏面には、この通りパッケージの由来が記されています。

六花亭 マルセイバターサンド

「バター」ではなくて、「バタ」です。
『なつぞら』と同じように、箱ではなくて缶で売られていたら、今ならバカ売れするんじゃないでしょうか。

柴田牧場の泰樹おんじが作った北海道・十勝産のバターをふんだんに使用して、雪月のおやっさん小畑雪之助が作りあげたしっとりとしたクッキー。間にホワイトチョコとレーズンを混ぜ込んだクリームを挟み込んだ、安定のとろけるような美味しさ。泰樹おんじに、雪之助さん、流石だ! なんて思いながら食べました。実際作ったのは違う人ですけど。

六花亭 マルセイバターサンド

マルセイバターサンドは、1977年に六花亭製菓の社名変更を記念して発売されたもので、当時は代官山の小川軒のレーズンウィッチが人気商品だったことから、参考にして開発されたといいます。
レーズンウィッチはショートニングをクリームに用いていたのに対し、マルセイバターサンドは六花亭の主力製品だったホワイトチョコレートとフレッシュバターで作ったレーズンバターをビスケットで挟んでいます。時間が経ってもサクサクとした食感を実現するため、開発にあたって材料の選定に時間が掛かったのだとか。

こういったエピソードも、『なつぞら』に登場してくると面白いですね。

六花亭 マルセイバターサンド

現在では、北海道だけではなく全国区となったマルセイバターサンド。ネットでも販売されていますし、スーパーやデパートにも置かれています。『なつぞら』を観ながら食べてみてはいかがでしょう。
ちなみに私は、吉祥寺の東急にある「北海道どさんこプラザ」で購入しました。

六花亭 マルセイバターサンド
六花亭専用の小麦粉でつくったビスケットで、ホワイトチョコレートと北海道産生乳100%のバター、そしてカリフォルニア産のレーズンをあわせたクリームをサンドした、ロングセラー商品です。

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