東京藝術大学の馬車道校舎にて無料イベント「森康二の足跡 鉛筆1本の線から生まれた Animation」が、12月9日に開催されます。
イベントでは、森康二さんが携わった『長靴をはいた猫』が上映されるほか、トークショーに小田部羊一さんとひこねのりおさんが登壇。「アニメーター森康二の足跡」と題し、東映動画時代の森さんについて語ります。
本イベント「OPEN TRADITION」は、日本のアニメーション世界に貢献した東京藝術大学卒業生にスポットを当てたもので、今回はその最終回として森康二が取り上げられました。
森康二は政岡憲三のもと、日本動画株式会社でアニメーターとして活動を始め、東映動画設立時、第一作の実験的短編『こねこのらくがき』、日本初の劇場長編アニメーション映画『白蛇伝』を始め、名だたる作品群に加わり小田部羊一さん、高畑勲さん、宮崎駿さんにも多大なる影響与えています。
スタジオジブリの絵として認識されているあの絵柄も、元をたどると森康二さんにたどり着きます。日本で、キャラクター・アニメーションの確立に最も貢献したクリエイターが森康二さんです。
イベントでは、当時の森さんの作画に関わる話を聞くほか、ご長男である森淳さん、アニドウのなみきたかしさん、そして当時の様子を知る写真家・南正時さんを迎え、森康二さんを語っていただきます。
森康二の足跡 鉛筆1本の線から生まれた Animation
開催:2018年12月9日(日)
場所:東京藝術大学大学院映像研究科 馬車道校舎
開場:13:00
第1部:13:30~15:00『長靴をはいた猫』上映
第2部:15:30-17:30トークステージ「アニメーター森康二の足跡」
料金:無料(先着80名)