スタジオジブリで作画監督として活躍した高坂希太郎さんが、11年ぶりにアニメーションの監督を務めた『若おかみは小学生!』が公開されました。
公開記念の舞台あいさつには、高坂監督も登壇。制作期間の3年を振り返り「長い戦いだった。ひたすらホッとしています」と安堵の表情を見せました。
高坂監督が、長編アニメーションで監督を務めるのは、『茄子 スーツケースの渡り鳥』以来のこと。制作終盤の8カ月は自宅を離れ、会社近くのアパート通いだったといい、「運動できないので太る。10キロ以上太りました。舞台あいさつがあるのでやせようと思ったんですが、間に合いませんでした」と明かし、会場を和ませていた。
映画化の話しを聞いたときの感想を話した原作者の令丈ヒロ子さんは「高坂監督が監督をしてくださるかもって聞いて、「本当に?」って喜んで、すごく楽しみにしていた」。完成した作品を初めて見たときは「映像の力ってすごいなって思いました。感動しかなかった。美しい映像で、1回しか見ないのはもったいないと思って、何度も見ました」と待望の映画化に喜びを話した。
『茄子 アンダルシアの夏』Blu-ray ジブリを支えた天才アニメーター・高坂希太郎の映画監督デビュー作品 |