細田守監督の最新作『未来のミライ』で、俳優で歌手の福山雅治さんが声優を務めていることが明かされました。
福山さんが演じるのは、主人公「くんちゃん」が時を超えた旅先で出会う青年で、物語の核となる人物。すでに公開されている予告編では、くんちゃんを馬やバイクに乗せて走る姿が披露されています。
かねてから親交があったという細田監督と福山さん。細田監督は昨年から青年役のオーディションを重ねていたがキャスティングが難航しており、今年に入ってから福山さんと再会した際に、役のイメージと福山さんの人間性が重なることに気づいたという。福山さんは細田監督の考える『未来のミライ』のテーマ性や、新しいチャレンジに共感し、声優での参加が実現した。
なお、同作は86ヶ国と地域での配給が決定しており、現在開催中の「第71回カンヌ国際映画祭」監督週間での正式上映も行なわれます。さらに「アヌシー国際アニメーション映画祭2018」長編部門コンペティション作品にも選出されています。
福山雅治のコメント
今回、細田監督作品の住人になれる機会をいただけたことを大変嬉しく思います。
収録前に、まだ絵も音も完成してない映像資料を観させていただきましたが、その段階ですでに、心引き込まれ感動出来るこの作品が持つ力に驚きました。
歌うということを仕事にしながらも、声で役を表現することはほぼ未経験なので、現場では恥ずかしながらすべてに緊張し、そしてすべてに刺激を受けました。
僕が年齢を重ねたことで忘れてしまっていた子供ならではの繊細な感受性を、丁寧に、かつ高度なアニメーション技術で表現されている今作品の完成を、これまで通り細田監督のいちファンとして心待ちにしています。