4月5日に82歳で亡くなった高畑勲監督ゆかりの品々を紹介する「高畑勲追悼映画資料展」が、4月26日に徳島市立木工会館で始まりました。初日は、1992年に貞光町の貞光劇場で開かれた「高畑勲映画祭」を手掛けた出品者2人のトークショーがあり、来場者は高畑監督の思い出話に聞き入った。
貞光劇場館主の藤本一二三さんと、映画祭主催団体の代表でつるぎ町商工会長の阿佐哲也さんが登壇。阿佐さんは、高畑監督が二層うだつの町並みを訪れ、目に焼き付けていた様子に触れ「細かな描写をする人は普段から物をよく見ていると思った」と話しました。藤本さんは、高畑監督が地元の小学校で出前授業したことを思い出し「子どもへの愛着や、教育への熱心さが伝わってきた」とふり返っています。
資料展は藤本さん、阿佐さんと、鳴門市の映画資料収集家・西口泰助さんが協力。映画祭の上映作品だった『アルプスの少女ハイジ』『おもひでぽろぽろ』や、徳島ゆかりの『平成狸合戦ぽんぽこ』のポスターをはじめ、高畑監督の写真、サインなど45点が出品されています。
会期は、5月6日まで。入場無料です。
貞光町映画祭に思いを馳せ~
高畑勲追悼映画資料展
日程:2018年4月26日(木)~5月6日(日)
時間:9:00~17:00
場所:徳島市立木工会館