スタジオジブリの役員異動があり、ジブリの新社長に三鷹の森ジブリ美術館の中島清文館長が就任。星野康二社長が会長に就き、ジブリ美術館の新館長に安西香月が就任したことが発表されました。そのうえで、この度、鈴木敏夫プロデューサーが関係者に送ったというあいさつ文が明かされました。
あいさつ文によると、引退を撤回した宮崎駿監督が新作『君たちはどう生きるか』を制作開始したことに伴い、ジブリの構造改革を行ったといいます。
新作についても触れ、「内容は、タイトルとは随分と印象が違う。大ファンタジーだ。内容を読んで、ぼくには宮さんが引退を撤回する理由がよくわかった。『風立ちぬ』では終われない。宮さんの面目躍如は、やはり“冒険活劇ファンタジー”だった」と説明。さらに、宮崎吾朗監督もCGによる長編作品を制作中で、「ジブリは映画を作り続ける。それがジブリの本道だ。やり続けるしかない。ダメになる日まで」としています。
2016年に明かされた内容では、吾朗監督はテレビシリーズを東南アジアで制作する準備をしていたようですが、駿監督の復活に伴ない、スタジオジブリで長編作品を作ることとなったようです。
鈴木プロデューサーは、新人事について「ジブリ再始動! ジブリに新しい風が吹いた。この新しい人事は、ぼくらの想像を超えて、社内に活気をもたらした。そして、スタッフが元気になった」とコメントを寄せています。