米林宏昌監督の最新作『メアリと魔女の花』の公開を記念したトークイベントが行われ、背景美術会社「でほぎゃらりー」を立ち上げた、ドワンゴの川上量生さん、庵野秀明監督、スタジオポノック西村義明プロデューサーの3人が登壇しました。
「でほぎゃらりー」は、スタジオジブリ作品で活躍した男鹿和雄さんと武重洋二さんがアドバイザーを務める背景美術スタジオ。2014年末のスタジオジブリ制作部門の解散をきっかけに設立されました。
同スタジオに対して庵野監督は「西村くんからの誘いがなければ、カラーで美術部を作ろうと思っていた」と話しており、「手描きの背景を残さなくてはいけないと考えていた」と手描きの重要性を語りました。
また、「男鹿さんと武重さんが関わってくれることが大切だと思った」という川上さんは、スタジオ名は男鹿和雄さんが命名者であることに触れ、「名前を付けたら逃げられなくなるだろうなと」と策略を明かしました。
西村プロデューサーは、「でほぎゃらりーの“でほぎゃ”っていうのは秋田弁で、でまかせや口まかせという意味。それは、すごく大切なコンセプトだと感じるんです。アニメですべてに力を入れすぎると破綻してしまうので」と説明しました。
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