スタジオジブリ作品のレイアウト画を集めた展示会「スタジオジブリ・レイアウト展」が、2017年4月20日から2017年6月18日にかけて山口県立美術館で開催されます。
『風の谷のナウシカ』から『思い出のマーニー』までのジブリ作品に加え、高畑・宮崎両監督がジブリ以前に手がけた『アルプスの少女ハイジ』や『未来少年コナン』など全33タイトルのレイアウトが一挙公開されます。
レイアウトとは、いわばアニメーションの場面ごとの設計図とも言えるもので、制作の工程の中でも、とても重要な役割を担っています。しかもその一枚一枚は、ただの設計図にとどまるものではありません。人物の繊細な表情、背景の細かな描写などに、アニメーションの奥深さ、豊かさが感じられる作品となっています。
スタジオジブリのアニメーションは、いったいどのように生み出されてきたのか。
レイアウトを読み解きながら、その創作の秘密に迫ります。
高畑勲・宮崎駿が語るアニメーションのレイアウト
高畑勲:
レイアウトは、一枚の画としてみると歪んで見えるかもしれない。 しかし、アニメーションでは、嘘をつかなくちゃいけないわけです。 我々は、どうやって、一枚の画、平面で、視覚の変化を、いかに実際に近いように感じさせるかというところなんです。宮崎駿:
アニメーション映画というものは、”あやかし”。 どうやってあやかされるかが楽しみなんです、見ている方も。
スタジオジブリ・レイアウト展
高畑・宮崎アニメの秘密がわかる。
日程:2017年4月20日(木)~2017年6月18日(日)
時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
場所:山口県立美術館