新海誠監督の『君の名は。』が大ヒットを記録して注目を集めていますが、山田尚子監督の『聲の形』も動員を伸ばしています。
公開から6週目で、観客動員は146万人、興行収入は19億円を突破しました。
原作は、第19回「手塚治虫文化賞」新生賞を受賞した、大今良時さんによる人気作品。
『君の名は。』が約300館の大規模な公開をして、お化けヒットになってしまったので、印象が弱いかもしれませんが、『聲の形』は公開館数が120館でスタートしています。この公開規模のアニメーション映画が、興収20億円に迫っていることは、成功と言えるでしょう。
同作は、『君の名は。』の上映前に予告編が流れるので、そこで目にした方も多いはず。高校生が主人公の青春映画とあって、客層も『君の名は。』と合っていたことも相乗効果となったのかもしれません。
さらに、新海誠監督が、同作の感想をツイートしていたことも、後押しとなったはずです。
映画『聲の形』試写で観てきました。素敵な作品でした。どこまでも真摯で丁寧な組み立てで、絵も色彩もエモーションに美しく奉仕していて。上品で端正な演出は、真似したくてもとても真似られそうもなく。キャストも皆素敵でしたが、個人的には入野自由さんの芝居に度肝を抜かれました。すごすぎ。
— 新海誠 (@shinkaimakoto) 2016年9月8日
また、大ヒットを記念して、入場者プレゼントとして「35mmフィルム」の再配布が決定。11月5日より、数量限定で劇場への来場者に配られます。