現在開催されている第41回トロント国際映画祭の「ディズカバリー」部門にて、スタジオジブリ最新作『レッドタートル ある島の物語』の上映が行なわれました。
ほぼ満席の状態で迎えられ、上映会にはマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督も登壇しました。
司会から「この作品を何度も見ましたが、毎回泣いてしまいました。卓絶したアート作品です。観客に現実の人生について照らし伝えてくれる映画です。あなたは、今年最も素晴らしい映画での体験を提供してくれた監督のひとりです」と言ってヴィット監督が紹介されました。
「この作品を見に来て下さってありがとうございます。もし、皆さんの中で アクションや豊かなダイアローグを見に来た方がいたら、残念なお知らせがあります。(観客 笑)この作品はセリフがありません。この作品には相応しいと思っていますし、賢い選択をしたと思っていますが、皆さんはご覧になってから判断していただきたいと思います。どうか映画を楽しんでください」と挨拶すると会場は暖かい拍手に包まれました。
レッドタートル ある島の物語 原作:マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット 構成・文:池澤夏樹 |