近藤喜文監督の『耳をすませば』で、雫が書いた小説「バロンのくれた物語」の背景画を描いたことで知られる、井上直久さんの絵画展が、京都駅地下街にある「ポルタギャラリー華」で8月2日に始まりました。
個展には新作でポスター用に制作した版画「多層海、伸びゆく峰」を始め、アクリル画と版画の23点を展示されています。
井上さんは、30年以上「イバラード」を描き続けている。スタジオジブリ「耳をすませば」に登場する物語「バロンのくれた物語」の背景画を担当したことで広く名前が知られるようになった。
8月7日にはライブペインティングが行われ、さまざまな色をキャンバスに散らして偶然に浮かび上がるものに輪郭を付ける独自の手法で描かれます。
「井上さんの作品は幻想的で物語性のある『イバラード』の風景が、存在感をもって描かれるのが特徴であり、大きな魅力。井上さんは大阪出身でオープンな性格。ライブペインティングもお客さんと話をしながら絵を進めていくので、この機会に見に来てもらえたら」と企画を担当者は語ります。
井上直久 絵画展
日程:8月2日(火)~8月14日(日)
時間:11:00~19:00(最終日は17時まで)
場所:京都・ポルタギャラリー華
料金:無料
ライブペインティング
日時:8月7日(日) 14:00~17:00
イバラード時間 DVD「イバラード時間」は、井上氏がこれまで描いてきたイバラードの風景画の中から63箇所の風景を本人が厳選し、静止した絵では描ききれない“時間の流れ”を音楽と効果音、CGと2Dアニメーションを加えることにより表現した、まったく新しい30分の映像画集です。 |