高畑勲監督が、国際アニメーション協会(ASIFA)が主催するアニー賞で功労賞にあたるウィンザー・マッケイ賞を受賞。ロサンゼルスで開催された授賞式に出席はしませんでしたが、会場では高畑監督のコメントが読み上げられ、喜びの胸の内が明かされました。
代理でトロフィーを受け取ったスタジオジブリの海外事業部の担当者であるジェフリー・ウェクスラーが、高畑監督の言葉を読み上げました。
高畑勲監督のコメント
ウィンザー・マッケイ! わたしの深く崇拝する名! 受賞者には尊敬する先輩たちがきら星のごとく並んでいる、すばらしい賞です。わたしがその末席を汚す光栄に浴することができるとは、なんという幸せでしょう! 喜んでお受けいたします。そして、主催者であるASIFA-Hollywoodに心から感謝の意を表したいと思います。わたしは絵描きではありません。わたしのキャリアのすべては、何人もの有能な絵描きたちのすばらしい協力があってはじめて築かれたものです。わたしの真の仲間であるこの絵描きたちに、わたしは心の底から言いたい、ありがとう! と。
高畑勲