『となりのトトロ』や『もののけ姫』などで美術監督を務めた男鹿和雄さんが、吉永小百合さんの詩の朗読CD挿絵として描いた、広島や福島などの風景を集めた「第二楽章 男鹿和雄展 吉永小百合と語り継ぐ」が、7月4日から広島県熊野町の筆の里工房で始まり、サイン会も行われました。
企画展は、戦後70年を機に実施。吉永さんは30年にわたって原爆詩の朗読を続けており、その活動をCD・詩画集「第二楽章」にまとめています。男鹿さんは、その挿絵を熊野筆を使って描いていることから、サイン会が決定。
展示されているのは、挿絵原画の水彩画作品など276点。広島と長崎、沖縄などのテーマごとに展示スペースを分けており、広島の展示スペースでは「焼け跡の市電の残骸」「バラック小屋の入り口」「夕焼けの原爆ドームと燈籠流し」などの作品があります。
第二楽章 男鹿和雄展 吉永小百合と語り継ぐ
会期:2015年7月4日(土) ~8月30日(日)
時間:9:30~17:00(入館16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合翌日)
会場:広島・筆の里工房
入館料:大人600円、小中高生250円、幼児無料