天使のたまご 少女季 [2017 ver.]押井守監督作品の『天使のたまご』で、キャラクターデザインと美術設定を務めた天野喜孝さんが、スピンオフ的な作品として描いた、オールカラーの絵本「天使のたまご 少女季」が、2月16日に復刊されます。
巻末には、天野喜孝さんによる新規コメントを収録した特別仕様で復活となります。



同作は、旧約聖書創世記に登場するノアの方舟のエピソードを、独自に解釈した物語をベースにしており、生死や世界の変化は描かれてはいるが、起伏のあるストーリーはほとんど存在しない前衛的内容。その難解な物語から、一部のファンからカルト的人気を得た作品。それと同時に、業界では「わけのわからない映画を作る監督」というレッテルを貼られ、押井監督はこの作品が原因で、一時期干されることになりました。
天使のたまご 少女季 [2017 ver.]
『天使のたまご』のスポンサーは、徳間書店がついており、当時徳間書店の編集者をしていた鈴木敏夫さんと、押井守監督が初めて組んだ作品としても知られています。

また、同書籍は、1985年に初版発行され、2004年『イノセンス』の公開時に新装版が刊行された後、長らく絶版となっていました。古本屋でも、入手困難なプレミア状態になっており、今回の復刊はまたとない入手のチャンスとなります。

「2017 ver.」も、今後入手困難になることが予想されるので、この機会に買っておきましょう。

天使のたまご 少女季 [2017 ver.]
天才・天野喜孝が華麗に描く、アニメ「天使のたまご」の特別譚

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