スタジオジブリ公式サイトの「ジブリ日誌」が終了してしまいましたが、これからは毎月、スタジオジブリ取締役制作業務部長の野中晋輔さんによる「野中くん発 ジブリだより」にて情報発信をしていくようです。

今月は、「コクリコ坂から」が韓国で封切られたときの様子や、トロント映画祭の話などを紹介しています。



野中くん発 ジブリだより

「コクリコ坂から」はお陰様でロングラン中。改めまして御礼申し上げます。そして日本に続いて海外でも公開が始まりました。

 まず、9月29日(木)には韓国で封切られました。今回も、長年ジブリ作品を扱ってきた大元メディアがライセンシー。宣伝では「初めての愛についての物語」という意味のコピーを打ち出して、初恋のお話であることと、ジブリ作品としては初めての、愛についての物語であることをダブルミーニングでアピールし、年齢層も考慮して、吹替なしの100%字幕版で上映しています。韓国以外でも、いつも通り台湾、香港、フランスで秋から来年にかけて順次公開されることが決定しており、それ以外の国でもこれまでと同様に公開が続いていきます。

(中略)

9月8日(木)にはトロント国際映画祭で海外初のプレミア上映を実施。上映前に宮崎吾朗監督が登壇して舞台挨拶をし、上映後はQ&Aを行いましたが、ここでも大変好評で、満員の観客が熱い反応を見せてくれました。映画の内容をこちらの想像以上にきちんと受け止めてくれており、でも一方で日本とは全く違うリアクションもあったりして(「まるで安っぽいメロドラマだ」で笑いが起きる、等)、文化の違いも改めて感じられたひと時だったようです。

スタジオジブリ – 「野中くん発 ジブリだより」10月号
http://www.ghibli.jp/10info/007279.html