クラシック演奏者のギタリスト、ミロシュ氏が『思い出のマーニー』の映画音楽に参加することが明らかになりました。
参加のいきさつは、『思い出のマーニー』の音楽を作曲した村松崇継氏が、以前から自身の作品に合うギタリストを探していたところ、ミロシュのデビュー盤『ミロシュ・デビュー!~地中海の情熱』に収録されていた「アルハンブラの想い出」を聴き、感銘を受けたことがきっかけ。



ミロシュの起用を製作スタッフに提案したところスタッフも賛同し、今回の音楽への参加をミロシュに打診。ミロシュも快諾し、海外クラシック・アーティストとして初めてスタジオジブリ作品の音楽に参加することが実現した。ミロシュも世界的なアニメーション映画制作会社として知られるジブリの事は良く知っており、「ジブリ映画への参加は大変光栄なこと」と語っている。

 

ミロシュから『思い出のマーニー』の音楽参加についてのコメント

ジブリ作品「思い出のマーニー」に参加させていただき、とっても興奮しています。最初にお声をかけていただいたときは非常に光栄に思いました。ジブリは欧米でも有名ですし、『千と千尋の神隠し』を僕もテレビで見たことがありましたので。ジブリ作品を通じて、日本の美意識や文化を感じていました。村松崇継さんの楽曲は、感情豊かで、雰囲気があって、色鮮やかで、素晴らしい音楽です。ギターにぴったりに作っていただいており、理解しやすく、弾いていてとても楽しかったです。
音色豊かなこのギターという楽器にとって、この楽曲はピッタリだと思いました。スタジオでお会いした村松さんはとても才能があって、優しい方でした。今回サントラへの参加は僕にとって初めての経験で、これまでと全く違う録音作業は興味深いことばかりでしたが、スタッフの皆さんから手取り足取りサポートいただき感激でした。映像に合わせて演奏する経験も初めてで、とても面白かったです。すごくきれいなものになるだろうな、ということが想像できます。ジブリという素晴らしい文化作品に、クラシック・ギターがフィーチャーされるということも心から嬉しいです。映画の完成がいまからとても楽しみです!