天空の城ラピュタ国立映画アーカイブで開催された「アンコール特集」で、『天空の城ラピュタ』が上映されたので観に行ってまいりました。
この特集は、当館の前身である東京国立近代美術館フィルムセンターで過去に上映され、好評だった作品が上映されるもの。本館所蔵による当時のフィルムで上映されました。



上映されて、すぐに気づいたのが、オープニングにジブリのロゴが無いということ。お馴染みの、青バックに横顔のトトロが出てきません。
ジブリ作品が始まる前に必ずあるものが無いという違和感がありますけど、まだこの当時は『となりのトトロ』が存在していないですからね。なんせ、ここは1986年ですから。その代り、ではないですけど、「味の素協賛」の文字がありました。
これを見たときに、自分が当時にタイムスリップして鑑賞している気分になりました。

『ラピュタ』の劇場鑑賞は初めてだったので、やっぱり音響の違いが大きく感じます。
冒頭で登場するフラップターの飛行音からして、「あ、違う」と思いました。その他にも、効果音やBGMもテレビではこれまで気づかなかった音が聞こえます。
これは、音響に凝ってアンプなどを使っていたら、自宅でも同じものが聞こえるんでしょうけど、普通のテレビのスピーカーでは気づかなかったです。

それから、大スクリーンだとキャラクターの動きが、よりリアルに感じましたね。テレビで観るよりも重量感が伝わってきます。
パズーが飛行石をつけて、ピョンっと飛び降りるあのシーン。レンガを突き破ったうえにシータがモロに乗っかってきて、めちゃくちゃ痛そうです。5割増しくらいで痛そうに見えました。いくらパズーの頭が親方のゲンコツより硬くても、気絶するんじゃないかと思いました。

キャラクターの表情や、瞳のハイライト、擦り傷の形なんかも、細かなところまでちゃんと認識できます。やっぱり、映画は映画館で観るものだと再確認。スマホで鑑賞することを怒る宮崎監督の気持ちがわかります(笑)。作り手からしたら辛いことかも。

エンドロールでは、今は亡き人たちの名前を見て、沁みるものがありましたね。なんだか、ジブリが歴史になってしまったように感じて、刹那的な寂しさも湧いてきました。まだまだジブリは続くし、宮崎さんも映画を作るんですけどね。

何度も観ている作品から違うものを感じられて、新鮮な体験となりました。アンコール上映ありがとう!


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