もりやすじ原画展「もぐらのスタジオ」

森康二さんの原画展「もぐらのスタジオ」を見に行ってきました。
吉祥寺の古本屋「一日」にて、5月3日から14日まで開催されています。
森康二さんは、日本における初期の商業アニメーション製作に携わり、若手アニメーターの教育や指導も行ってきました。



アニメーターの大塚康生さんや小田部羊一さん、高畑勲監督に宮崎駿監督にも大きな影響を与えており、アニメーションの神様と呼ばれています。

もりやすじ原画展「もぐらのスタジオ」

いわゆる「ジブリの絵」と言われているあの絵柄も、元を辿れば森康二さんの描いた絵から影響を受けています。
大袈裟ではなく、森康二さんがいなかったら、現在のスタジオジブリとは少し違っていたでしょう。

もりやすじ原画展「もぐらのスタジオ」

森康二さんが携わった仕事でいえば、高畑勲監督の長編デビュー作『太陽の王子ホルスの大冒険』や、宮崎駿監督が初めて演出を手がけた『未来少年コナン』で原画を務めています。
また、宮崎駿監督がアニメーターになる切欠となった、日本初のカラー長編アニメーション映画『白蛇伝』でも、原画を担当しています。

そんなアニメーションの神とされる、森康二さんの原画展が、吉祥寺の古本屋「一日」で開催されています。
展示数は少ないものの、貴重な直筆原画が見られる機会となります。

店内は、なんと撮影OKとなっています。森康二さんの画集などの販売も行われています。
お近くの方は、ぜひ立ち寄ってみてください。

もりやすじ原画展「もぐらのスタジオ」
日程:2018年5月3日(木)~14日(月)
時間:12:00~20:30 (最終日は18:00まで)
休館:火曜日
場所:吉祥寺「一日」