なつぞら 第1週4月1日からついに始まったNHKの連続テレビ小説『なつぞら』。放送前から、本作のモデルが東映動画のアニメーター陣ということで盛り上がりをみせていましたが、始まってみたら名作アニメーションのオマージュが散りばめられていて、より一層盛り上がっています。
そんな『なつぞら』の第1週、1~6話に仕込まれたオマージュシーンをご紹介します。



これらのオマージュは公式に製作陣が発表しているものではなくて、個人的な解釈によるものです。

第1話『風立ちぬ』『火垂るの墓』

第1話はオープニングのアニメーションが通常版より長くなっており、本編にも東京大空襲の回想シーンがアニメで描かれています。
その内容も『火垂るの墓』を彷彿とさせるもので、これについて本作の磯智明チーフ・プロデューサーはオマージュとして描いたことを語っています。

また、冒頭では主人公の奥原なつが草原で絵を描いているシーンがあり、『風立ちぬ』の菜穂子を想起しました。

第2話『ルパン三世』『千と千尋の神隠し』

第2話には、『ルパン三世』と『千と千尋の神隠し』を思い起こさせるシーンがありました。
なつを引き取った柴田武男が、妻の富士子に甘えて「ふ~じこちゃん」とルパン三世のように声をかけるシーンがあったり、子どものなつが「ここで働かせてください!」と千尋のごとく叫ぶというものでした。
ただし、この武男のセリフは当初、「ふじこちゃん」と伸ばさないバージョンで、アドリブによって伸ばしたことを藤木さんが話していたので、当初はそこまでルパンに寄せるという意図はなかったようです。

第3話『アルプスの少女ハイジ』『フランダースの犬』

第3話では、なつが牛の乳しぼりをするところで、『アルプスの少女ハイジ』を想起しました。
後半には、泰樹となつが荷馬車で移動するシーンがあって、そこは『フランダースの犬』の牛乳を運ぶシーンが浮かびました。

第4話『母をたずねて三千里』『千と千尋の神隠し』『赤毛のアン』

第4話は、闇市でなつが泰樹から長靴を買ってもらいます。これは、長靴を履くなつが『長靴をはいた猫』のようで可愛かったです。
そして、菓子屋・雪月で手作りアイスクリームを食べるシーンがあり、そこには『母をたずねて三千里』の手作りアイスクリームを売り歩くエピソードが浮かびます。
それから、アイスを食べながら泰樹がなつに語りかけるという印象的なシーンがあり、泰樹の言葉になつが泣きだすところは、『千と千尋の神隠し』でハクのおにぎりを食べて涙する千尋のようです。
帰りはニコニコしながら荷馬車に乗るなつのシーンは、『赤毛のアン』のマシュウとアンに見えました。

第5話『となりのトトロ』

第5話で、なつは学校に通い始めます。当時の学校風景という性質上『となりのトトロ』に似ていますし、先生がなつの事情を説明するところや、「皆さん、仲良くしてくださいね」のセリフが、メイちゃんを紹介したときのそれと重なります。
それから、転校してきた子をからかうというシーンがあるのは『赤毛のアン』も思い起こさせました。なつが男の子の頭を石板で叩いていたら完璧にオマージュだったんですけど、それはなかったです(笑)。

第6話『母をたずねて三千里』

第6話では、なつが東京の孤児院にいるお兄さんに手紙を書くという話がありました。ところが、手紙を書いても、お兄さんから返事が返ってきません。心配と寂しさが入り交ざったなつは、柴田家を後にして兄をたずねるため東京へと歩いて向かうのでした。
これはもう、まさに『母をたずねて三千里』でマルコがお母さんに手紙を書いても返事が来ず、心配したマルコがアルゼンチンに行くというエピソードそのもの。『兄をたずねて三千里』とばかりに次週に続くのでした。

ちなみに、本作の主人公・奥原なつのモチーフとなった奥山玲子さんは、『母をたずねて三千里』で作画監督補佐を務めています。作画監督を務めたのは、奥山さんの旦那さんである小田部羊一さんです。小田部さんは、『なつぞら』でアニメーションの時代考証を担当しています。
この『なつぞら』の製作陣は、なんていうか、粋ですね。

さて、第2週も名作アニメを思い起こさせるシーンはあるのでしょうか?
楽しみに待ちましょう。

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