宮崎吾朗朝日新聞デジタルに、宮崎吾朗監督のインタビューが掲載されています。
テーマは、親から学ぶことについて。最後には、宮崎駿監督から『ローニャ』について一言ありました。
全文は、朝日デジタルに登録すると読むことができます。



僕にあって父にないものあるはず――宮崎吾朗

――現在放映中の監督作品「山賊の娘ローニャ」は、スウェーデンの児童文学が原作です。海外の児童文学をテレビアニメでじっくりと描く。かつて宮崎駿監督が、高畑勲監督らと共に作った「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」などの作品を思い出させます。

宮崎:
『ハイジ』や『三千里』は僕にとって原体験です。それ以外のテレビアニメもたくさん見ましたが、内容は忘れてしまった。一方で、父たちの作品は『刷り込み』のようにしっかりと記憶に残っている。

小さい頃からアニメーションの仕事をしたいと思っていました。中学の頃には、アニメ雑誌に載ったインタビュー記事で初めて父の考えを知り、繰り返し読んでいた。父は何しろ家にいないし、子どもと一緒に遊ぼうとはしない人でしたから。

――大学卒業後は、公園や緑地の設計会社に入社しました。アニメへの夢はあきらめていたのですか?

宮崎:
宮崎駿のようには絵を描けない、と自覚した時点で『これはあかん』と。アニメーターだった母も『才能なしではやっていけない』『経済的に厳しい』『普通の仕事に就いて欲しい』『お父さんみたいになっちゃダメ』と言っていました。

NHK ふたり/コクリコ坂・父と子の300日戦争~宮崎 駿×宮崎吾朗~
2011年7月に公開された、スタジオジブリの映画『コクリコ坂から』の制作現場にNHK取材班が10ヵ月にわたり密着したメイキングドキュメンタリー。反発しながらも「映画を作る」という同じ仕事に情熱を燃やす宮崎駿と宮崎吾朗親子の絆を描く。

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