借りぐらしのアリエッティ本日は、「夏はジブリ!」の第3弾『借りぐらしのアリエッティ』の放送です。ということで、アリエッティの豆知識をまとめました。
全米公開されたジブリ作品で、『借りぐらしのアリエッティ』が一番ヒットしているんですよね。宮崎作品じゃないのが、すこし意外な感じがしますね。



アリエッティの身長

借りぐらしのアリエッティ

アリエッティの身長は、約10cm。但し、演出の効果によって、シーンごとに縮尺はバラバラになっている。ちなみに、お父さんのポッドは13cmの設定になっている。

 

ニーヤのモデルはウシコ

『借りぐらしのアリエッティ』ニーヤ

貞子が飼っている、まるまる太った猫のニーヤは、以前スタジオジブリで飼っていた猫の“ウシコ”がモデルとされている。
ウシコをモデルにした猫は、『耳をすませば』にもムーンとして登場する。

 

翔のモデルは、神木隆之介

翔 神木隆之介

翔のモデルは、本作で声優を担当した神木隆之介がモデルとなっている。
作画スタッフは作画ルームにも神木のポスター等を貼り、動作・表情の研究をしたとされている。

 

米林監督が虫嫌いなため、デフォルメされている

借りぐらしのアリエッティ

登場する虫が可愛らしくデフォルメされているのは、米林監督が虫嫌いのため。
インタビューで以下のように語っている。

米林:
僕は虫が嫌いで(笑)。リアルに描いても気持ち悪くなるだけなので、キャラクターっぽくしようと思いました。それからアリエッティとの関係性ですね。たとえばカマドウマはアリエッティにとって友達だから親しみやすく描いていますし、逆にゴキブリは同じく擬人化するにしても、不気味にに描いています。

 

床下の家が明るい理由

借りぐらしのアリエッティ

床下にあるアリエッティの家が明るいのは、差し込む光をガラス瓶に反射させているため。

 

初期のポッドはコミカルに描かれている

借りぐらしのアリエッティ ポッド

本編では、頼れるお父さんとして描かれているポッドだが、初期段階では表情豊でコミカルに描かれている。
米林監督は、なかなかキャラクターが掴めなかったと述べており、絵コンテを描くうちに頼れるお父さんになっていき、キャラクターが固まっていったらしい。
ちなみに、宮崎駿監督からは、ゲルマン民族の雰囲気を入れるように要望されている。

 

ハルは昔、小人を見たことがある

『借りぐらしのアリエッティ』ハル

ハルが執拗にアリエッティたちを追い回すのは昔、小人を目撃していたため。

米林:
ハルさんは昔、小人を見たことがあるんです。当時は屋敷に庭師やお手伝いさんがたくさんいて、みんなに「見たのよ」と言って回ったのに、誰も信じてくれなかった。その悔しい思いがずっと残っていて、「いつか自分の手で証明してやるわ」と思っていたんですね。

 

ジブリ作品の全米興行で一番ヒットしたのが『借りぐらしのアリエッティ』

借りぐらしのアリエッティ 崖の上のポニョ 千と千尋の神隠し

ジブリ作品 全米興行収入ランキング
1位『借りぐらしのアリエッティ』1919万ドル
2位『崖の上のポニョ』1505万ドル
3位『千と千尋の神隠し』1006万ドル

 

企画は40年以上前のもの

『借りぐらしのアリエッティ』は元々、高畑勲監督と宮崎駿監督が40年前に企画したもの。
そのときは時代に合わず、映画化されなかった。

宮崎駿が『借りぐらしのアリエッティ』の原作に惹かれた理由

 

脚本は宮崎駿

脚本を担当した宮崎駿監督は、原作の『床下の小人たち』を読み直さず、20代のときに読んだ記憶だけで作っている。

 

米林監督に決まるまで

米林宏昌監督は、一切演出の訓練をせずに監督した。

監督の抜選は、鈴木敏夫プロデューサーの思いつきとされている。
米林監督は、鈴木プロデューサーに監督を要請をされるまで、喋ったこともない間柄だった。

米林監督は、インタビューで以下のように語っている。

米林:
2008年の秋に鈴木さんに「ちょっと来てくれ」と呼び出されまして、行ってみたら星野社長や宮崎さんや鈴木さんといった錚々たるメンバーが座っていたんです。一介のアニメーターに何の用だろうとドキドキしながら話を聞いたら、「監督をやらないか」と。自分の中では「そんなバカな」って感じでした。演出の経験もないし、コンテも描いたことがない。できるわけがないと思いました。

『借りぐらしのアリエッティ』が、米林宏昌監督に決まった真相

 

監督の第一候補は宮崎吾郎だった

一番最初に監督候補にあがったのは、宮崎吾朗監督。
しかし、自分の作りたい作品ではないため断り、『コクリコ坂から』の監督を務めることとなった。

 

企画当初のタイトルは『小さなアリエッティ』

「借りぐらし」という言葉を題名に入れたのは鈴木敏夫プロデューサーのアイデア。
そのことについて、以下のように語っている。

鈴木:
小人の世界にお金がない。材料を借りてきて物を作るしかない。それって、実は少し前の人間がやっていたことなんです。とりあえず、そこへ戻ってみようと。そんな気持ちをこの言葉に込めてみたんです。

原作の『床下の小人たち』の原題は『THE Borrowers(借りる人たち)』なので、原題に近いタイトルとなった。

 

主題歌はセシル・コルベルの売り込みが切欠

セシル・コルベル

主題歌を歌ったセシル・コルベルは、自らジブリにCDを送ったことが切欠で採用された。
CDを聴いた鈴木プロデューサーは、こう語っている。

鈴木:
曲がよかった。また僕の中で、この映画にはケルト音楽が合うというのが、どこかでありました。小人はケルトの伝説から生まれた妖精でしょう。

 

屋敷は盛美園がモデル

『借りぐらしのアリエッティ』盛美園

翔が暮らす屋敷のモデルは、青森県の国指定名勝「盛美園」。
社員旅行でジブリのスタッフが訪れて、参考にされた。

 

自然の風景は小金井市の野川周辺がモデル

オープニングで翔が車で通る橋は、小金井市にある「天神橋」がモデルになっており、物語終盤でアリエッティ一家がヤカン船に乗る場面は「はけの小路」が参考にされている。

『借りぐらしのアリエッティ』のロケ地、野川・はけの小路に行ってきた

 

宮崎駿監督は高評価

『借りぐらしのアリエッティ』米林宏昌 宮崎駿

完成披露試写で、宮崎監督が泣いた。映画を観終わって、鈴木プロデューサーと話した第一声が「俺、泣いちゃった」。
後に、宮崎監督は、「よくやったと思いますね。ぼくが考えたことをブレることなく、自分のものとしてやれたと思います」「ジブリ生まれの演出家が誕生した」と米林監督を高く評価している。

 

『借りぐらしのアリエッティ』ロマンアルバム

本編フィルムとスタッフインタビュー満載で構成する総合ムック決定版。

『借りぐらしのアリエッティ』ロマンアルバム紹介


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