アニメーションと多摩現在、多摩センターのパルテノン多摩で「アニメーションと多摩」という展示が実施されています。
多摩市におけるアニメーション制作の歴史を追いかけたもので、スタジオジブリの『平成狸合戦ぽんぽこ』や『耳をすませば』の源流ともいえる展示です。



展示では、『アルプスの少女ハイジ』や、「世界名作劇場シリーズ」をはじめとした、多摩のスタジオで作られたアニメーションを紹介していきます。

高畑勲監督のコメントもたくさんありますし、『狸合戦ぽんぽこ』と『耳をすませば』の解説などもあります。ジブリファンの方も充分楽しめる内容です。むしろ、近年ジブリファンになった方にも見てもらいたい展示です。

多摩のバックグラウンドを紐解いていくことで、『狸合戦ぽんぽこ』や『耳をすませば』がどのような文脈で作られた作品か知ることができます。そして、スタジオジブリが、どのような集積のもと作られたか、感じられると思います。

また、高畑勲監督の『セロ弾きのゴーシュ』で橋を渡るシーンが登場しますが、多摩市の聖蹟桜ヶ丘に実在する風景を描いたそうです。高畑監督の親類も町田市に住んでおり、多摩の風景が移り変わっていくのを、ずっと見てきたんですね。

アニメーションと多摩

それから、『耳をすませば』で監督を務めた、近藤喜文さんの原画がたくさん展示されているので、これも見どころのひとつです。

展示作品は『未来少年コナン』や、『赤毛のアン』など、初期の高畑・宮崎作品の原画で、とても貴重なものです。『トム・ソーヤーの冒険』もありました。
それも、個人所蔵のものを展示しているので、今後ほかの場所で見られる機会はないかもしれません。

森康二さらに、宮崎駿監督の大先輩でもある、森康二さんの原画も展示されていました。
宮崎監督が、アニメーターを目指すきっかけのひとつになった作品に、『白蛇伝』というアニメーション作品があります。
日本で初めて、カラーの長編アニメとなった作品です。その原画を担当されていたのが、森康二さんです。

スタジオジブリの源流までさかのぼった展示となっているので、ジブリファンの方は感慨深くなること請け合いです。
ほかでは見れないような展示ばかりで、とても無料とは思えない内容でした。
お近くの方は、ぜひこの機会に見に行ってはいかがでしょう。

 
ちなみに、
地図で見る多摩の村々
お隣では、多摩丘陵の開発のあゆみを紹介する、「地図で見る多摩の村々」展が開催されていました。
アニメーションと合わせ、多摩の歴史を網羅できる企画展示となっています。
こちらの会期は、5月11日まで。

アニメーションと多摩
会期:3月14日(土)~5月24日(日)
時間:10:00~18:00(入場無料)
会場:パルテノン多摩 2階 特別展示室


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