moomトンコハウスの堤大介監督が、現在開催されている国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2016(SSFF&ASIA)」で行われた新作短編アニメ『ムーム』の上映会&トークイベントに出席、『ムーム』の製作秘話や日本のアニメーションに対する思いを語りました。



『トイ・ストーリー3』『モンスターズ・ユニバーシティ』のアートディレクターとして、ピクサーに約7年間在籍した堤監督。『ダム・キーパー』の成功後、2014年7月にピクサーを離れ、ロバート・コンドウ監督とスタジオ「トンコハウス」を設立。『ムーム』は「トンコハウス」からの待望の新作となる。

堤監督は、「『ムーム』では日本のCGクリエーターと仕事をするという目標が実現できました。『ダム・キーパー』は油絵タッチの手描きでしたが、やはり僕らはCGアニメが一番得意。日本のアニメーターは、手描きは世界最高ですが、CGアニメはその分、少し遅れているところがあって、これから上を目指そうとハングリーで意欲ある人たちと協同して、ピクサーで学んだ僕らと合わさったら、きっと新しくて面白いものができると思ったんです。実際、様々な意見交換ができました」と自信を見せました。

「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2016(SSFF&ASIA)」は6月26日まで、東京は表参道ヒルズ スペース オー、ラフォーレミュージアム原宿、他3会場、横浜はブリリア ショートショート シアターで開催中。