「山本二三展」福島県文化センタージブリ作品で美術監督を務めてきた山本二三さんの作品展「日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展」が福島市のとうほう・みんなの文化センター(県文化センター)で開幕しました。初日から多くの美術ファンが訪れ、山本さんの世界に浸りました。会期は、来年1月28日まで。



福島民報社が創刊125周年記念事業として主催。県文化振興財団の共催、JA共済の協賛。山本さんが代表取締役を務める美術スタジオ絵映舎とNPO法人子ども未来クラブの協力、神戸新聞社が企画協力しています。

人気作品の『天空の城ラピュタ』や『火垂るの墓』『もののけ姫』をはじめ、細田守監督の『時をかける少女』の背景画などを展示。さらに、裏磐梯で取材した描き下ろしの風景画「葉月の磐梯山」など約220点を展示しています。

初日は山本二三さんのギャラリートークもあり、山本さんが制作の秘話や作品の特徴を紹介し、来場者との交流がありました。

『もののけ姫』については制作の際、屋久島を取材した思い出などを説明し、「絵の柔らかさを追求している。目線をはね返さない、癒やしの絵を心掛けている」と語りました。

1月6日には、山本さんのトークショーとサイン会が開催され、翌7日には背景画制作のデモンストレーションが行なわれます。

日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展
会期:2017年12月6日(水)~2018年1月28日(日)
時間:10:00~17:00
休館:12月31日、1月1日
会場:とうほう・みんなの文化センター