ジブリがいっぱい SPECIAL ショートショート 1992-2016スタジオジブリの手掛けたCMやPVを収録した短編集『ジブリがいっぱい SPECIAL ショートショート 1992-2016』のBlu-ray&DVDが発売されることを受けて、鈴木敏夫プロデューサーがジブリにとっての短編や、ジブリを支えるアニメーターについて、その思いを語りました。



ジブリが本格的に企業CMをつくりはじめたのは、『千と千尋の神隠し』が公開された2001年から。ジブリの映画に協賛する各社などからCMの依頼があっても断り続けてきたが、いよいよ断りきれなくなったことがCM制作に乗り出した正直なところだったと鈴木さんは言います。

「いろいろな人にお世話になると断りにくいじゃないですか。ジブリの企業CMや短編は、そんな“ギブ&テイク”の関係から生まれてきた作品が多いんです。また、最初は新人研修の役にたつかもしれないと思ったんですが、やっぱり短いものは世間の目が厳しいんですよね。そうなると畢竟、上手な人に頼まざるをえなくなる。結果として、腕っこきの人ばかりにつくってもらうことになりました」

ジブリが手掛ける企業CMの制作スタンスについてはこう語ります。

「ジブリに依頼してくださった方に丁寧に謝りながら話したのは、ジブリは注文に応じてつくる経験がありませんから、まずは好きなようにやらせてくれませんかということでした。で、それが駄目だったらやめましょうと……態度でかいですよね(笑)。でも、そのほうがいいものができるんじゃないかとも思っていたんですよ。基本的に単独の商品のCMはつくらないというルールも設けていて、だからジブリのCMは企業広告が多いんです。そうなると、だいぶやりやすくなるんですよね」

スタジオジブリには腕利きのアニメーターたちが多数在籍していたため、普段できないような実験的な意味合いもあったといいます。

「アニメーションの究極って、四角と三角だけで描かれたものを動かす単純なものになっていくところがあって、そこに“動く楽しさ”があるんですよね。そうした楽しさこそ子どもがいちばん喜ぶもので、CMや短編ではそうしたシンプルなものをつくっていければとどこかで考えていました。アニメーターも動きや芝居そのものを描きたい人が多くて、キャラクターは別の人が描いてくれたほうがいいとすら思う人が多い。上手な人ほど、そうした傾向にあります」

ジブリがいっぱい SPECIAL ショートショート 1992-2016
発売日:2019年7月17日(水)
価格:Blu-ray 5076円

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