山賊の娘ローニャ宮崎吾朗監督が、初挑戦するテレビアニメ『山賊の娘ローニャ』が、NHKのBSプレミアムで10月からの放送が決定。12日の「土曜スタジオパーク」で映像が初公開される。
同アニメは、『長くつ下のピッピ』で知られるスウェーデンの児童文学作家アストリッド・リンドグレーンの名作ファンタジー小説を元に、山賊の一人娘として生まれた主人公の少女・ローニャの成長を通して、家族の物語を描く。



制作が発表された1月以降、公式ホームページはイメージ画像1枚のみで、その内容が全く明かされず。それだけに、関係者によると問い合わせが殺到し、視聴者だけでなく海外メディアからの吾朗監督への取材依頼や放映権の購入希望などもあったという。

『ゲド戦記』『コクリコ坂から』の過去2作と同様に今回も監督自ら詞を書き下ろし、作曲は谷山浩子、歌を担当する手嶌と3度目のタッグでテーマ音楽を作り上げた。

予告編に合わせ、手嶌葵が歌う主題歌「春のさけび」も初公開される。映画「ゲド戦記」「コクリコ坂から」に続く吾朗監督との3度目のタッグに手嶌は「吾朗さんとの3作品目、楽しい素敵な作品になることを願っています。みなさん、ローニャちゃんと一緒に旅に出ましょう」とコメント。宮崎監督は「可愛らしくて、良いではないですか、聴いていて、ムズムズする(笑)。皆さんが想像している手嶌葵とは違った一面が見られると思います」とアピールした。

予告編は19日公開のジブリ最新作「思い出のマーニー」の一部上映劇場でも流される。

 

原作『山賊のむすめローニャ』

落雷でまっぷたつになった古城に、2組の山賊たちが住んでいた。
片方の首領にはひとり娘のローニャがおり、もう一方にはひとり息子のビルクがいた。親も山賊たちもいつも反目し争っていたが、子どもたちは兄妹のように仲よくなった。やがて2人は家出をして…。
北国の自然を背景に親と子、少年と少女の愛情を描いた物語。

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