ついに、きました。8月26日放送のNHKドキュメンタリィ番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』に宮崎駿監督が登場します。
宮崎監督は3度目の出演。3年間にわたる密着取材で、『風立ちぬ』製作の過程が明かされます。
来年には、『風立ちぬ』はこうして生まれた。が発売されそうですね。



取材班は2010年から3年間にわたり、約300時間の密着取材を敢行。前作「崖の上のポニョ」以来、5年ぶりとなる新作「風立ちぬ」の製作過程を追っている。

「一番冒険しなきゃいけない時期に、今きているんです」。新境地の開拓に意欲的な宮崎監督は今作で、自身の作風であるファンタジーを封印したという。激動の時代を生きた戦闘機・零戦の設計士、堀越二郎を主人公にし、初めて実在の人物を描いた。

これまで、絵コンテにこだわり続けてきたが、番組では「線に力強さが失われてきた…」と高齢による筆力の低下を痛感したと明かしている。さらに、11年に東日本大震災が発生し、アニメ映画の創作意義に悩んだ時期もあったというが、それでも「様子を見るんじゃなくて、とにかく作る方向に向かって進む」と悲壮な覚悟で仕事に没頭する姿をとらえている。

同番組の荒川格プロデューサーによれば、宮崎監督は本格的なキスシーンの描写に初挑戦。「大恋愛をしたことがないから恥ずかしいね」と悪戦苦闘しながら描いたという。宮崎監督は07、08年に同番組に出演。これまでの最多出演は宮崎のほか、イチローやサッカー日本代表MFの本田圭佑(27)らの2度だった。

3度目に踏み切った理由について、荒川プロデューサーは「情勢が目まぐるしく変化する現代で、常により良く生きようとする姿は時代や世代を超えた力強いメッセージになる」と力説した。

ポニョはこうして生まれた。 ~宮崎駿の思考過程~
作品の準備期間から絵コンテが出来上がるまでの約2年半もの間、1台のカメラが宮崎駿監督に密着。
NHK・荒川格ディレクターと宮崎駿監督の対話を通じて、創作の秘密と知られざる素顔に徹底的に迫っています。
収録し続けたテープは合計200時間以上。
本編約12時間30分もの大作としてまとめ誕生した本邦初の完全ドキュメンタリー。

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