『ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-』スタジオポノック短編アニメーション作品『ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-』の完成披露試写会が都内で行われ、西村義明プロデューサーが、今年の4月5日に肺がんのため82歳で亡くなった高畑勲監督への思いを語りました。
本作は、米林宏昌監督、百瀬義行監督、山下明彦監督というスタジオジブリ出身者による3作品が同時上映されます。



しかし、当初はそこに高畑勲監督も予定されていました。兼ねてから高畑監督が制作を熱望していた『平家物語』を企画しており、準備に入っていた矢先の訃報でした。

西村プロデューサーは「本当は4本やりたかった」と明かし、「もう1本は高畑勲監督。一緒に作れたら、と思っていたんですが…残念ですね」と無念の表情をみせました。しかし「みんな高畑監督の背中を見てきているので、3本の(作品の)中に生きていると思ってる。恥じない作品です」と胸を張りました。